前回からの続きです。

どうしたら、上手にステロイドをやめることができるのか。


私の実体験を元にお話していきます。

自分でいろいろ試してみて、一番いいと思った治療法と、

さらに、もう少し早くから始めておけばよかったと思うことを

包み隠さずすべてお話します。


世の中のひとつの考えとして聞いていただければと思います。


私がステロイドをやめるときこの方法を知っていたら、

私のアトピーはさらに早く克服することができたと思います。

そんな方法をお伝えしていきます。



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まず始めに、ステロイドをやめることを“脱ステロイド”といいます。

じつは脱ステロイドを行う前にあなたには、やるべきことがあります。

これをするかしないかで、あなたの脱ステロイド生活が大きく変わってきます。

是非実践していただきたいです。




ステップ1)家族・恋人・友達からの協力。

ステップ2)あなた自身の心と身体の準備。




一つずつ説明していきます。




ステップ1)家族・恋人・友達からの協力


脱ステロイドを始めるには、まず周りの環境を整えることが大切なんです。

私が脱ステロイドをしていたとき、大きな壁になったのが、家族や友達からの言葉です。

私のボロボロになっていく姿を見て、

『ステロイド塗ったほうがいいんじゃない?』
『病院で診てもらったら?』

と心配してくれるのです。



ただでさえ自分との葛藤なのに、さらに周りの人からの誘惑があるんです。

でも大切な人が私を心配してかけてくれた言葉・・・

傷つけないように断るのが本当に大変でした。




そのたびに毎回説明していましたが、職場の人には最後まで理解されることはありませんでした。

家族でさえも、治り始めた頃にやっと分かってくれるようになったくらいです。


リバウンドは本当に辛いです。

あなたが心が折れてしまいそうなとき、家族や友達など、

身近な人達からの支えと協力が本当に必要になってきます。

でも、あなたのしている行動に理解できなければ、

周りで見ているだけの人達は、どうにかして治してあげようと必死になると思います。

それを断るたびにあなたは胸が痛み、傷つきます。




だからこそ、大切な家族や恋人、友達には、脱ステロイドを始める前に、



・自分は変わりたいと思っていること

・これから自分は何を始めるのか(食事法や生活習慣など)

・ボロボロになっていっても、自分を信じて支えて欲しい




これを理解してもらうことが本当に大切になってきます。



あなたが脱ステロイドを成功させるためにも絶対に省きたくないことです。

真剣に伝えてみてください。







ステップ2)あなた自身の心と身体の準備

脱ステロイドによる“リバウンド”は想像を絶するものだと思います。

『死んでしまうかも・・・』

そう思う人はたくさんいます。

軽い気持ちで始めると本当に危険なことになります。


でも、安心してください。

脱ステロイドを始める前に、あなたの心と身体の準備を万全にしておけば、

自分を追い詰めることなくリバウンドをなるべく短くすることができます。


あなたがこの準備をどれだけ大切に行ってきたかで、

リバウンドの症状が大きく左右されてきます。

真剣に取り組んでみてください。



①食生活の改善

アトピーの人は身体に毒素がたくさん溜まっています。

さらに、日頃の栄養のない食事やストレスで、

内臓などが弱っていて、毒素を排泄できない状態になっています。


まずは、それを改善すること。

それには食生活の改善が必要不可欠です。

しっかり栄養のある食事で、内臓機能を復活させ、

毒素の排泄できる身体を作っておきましょう。


食事の改善方法は以前レポートでお配りした、

《アトピー克服~食事編~》を参考にしてみてください。


※まだ読んでいない方は、下記のアドレスに、

お名前と『レポート希望』と記入してお知らせください。

レポートのURLをお送りいたします。

コチラ⇒fumikanakamura84@gmail.com



レポート中の《食事の実践編》では、少し厳しいことを言っているかもしれません。

『無理・・・』と思った方はできる範囲でも構いません。

ですが、この方法を実践するかしないかでリバウンドの症状が大きく変わってきます。

ぜひ、実践していただきたいです。




②1日1回の運動

たいした運動じゃなくても大丈夫です。

1日30分以上歩く。これだけです。

しっかり身体を温めて、汗をかいてください。

汗には身体の毒素を排泄する働きがあります。


“半身欲じゃだめなの?”


と思うかもしれませんが、半身欲はお湯の力に頼って外から温めていきます。

しかし歩くことは、あなたの身体を最大限に生かして、身体の中から温めてくれます。


半身欲で30分時間を使うのなら、30分外で散歩したほうが、身体はとても喜びます。


そして、日光に浴びてください。

美容のために太陽をシャットアウトして、ひ弱な肌になるより、

30分だけでも日光をあびて身体の細胞を活性化させてあげてください。



アトピーの部分もできるだけ太陽にあてる。

殺菌作用があり細胞も活性化されるので、傷の治りが早くなります。



私は今まで美肌命だったので、日焼け止めを塗って、なるべく太陽も浴びないようにしていました。

でも、健康的な肌になりたいと思ってから、

アトピー治療中は日焼け止めも塗らずに公園に出かけ、

散歩したりゴロゴロ寝っころがったりしていました。

そのおかげで、昔は白すぎて病的な感じでしたが、

今は少しピンクみがかった健康的な肌の色をしています。



ですが、“アトピーの肌を見られたくない・・・”

という方もいますよね。

そんな時は夜歩いてもらっても構いません。

人それぞれ症状も違えば、生活習慣も違います。

できるところから始めてみてください。



ステロイドを塗りながらでもいいです。

この2つのステップを毎日続けることが大切です。




脱ステロイドを実践しながら、同時に生活も変えていくことは本当に辛いです。

まずは生活から変えていき、身体を強くしましょう。

弱い身体のままステロイドをやめるとリバウンドの辛さに耐えられないかもしれません。



自力で皮膚がつくれるようになってからステロイドをやめる



効率的に脱ステロイドを実践したければ、まずは自分を健康にすること。

そしてリバウンドに耐えられる身体を作ることです。


それから徐々にステロイドを塗る間隔を広げていき、

最終的にはステロイドのいらない身体にしていきます。



目安としては、1年後にはステロイドを断ち切れるように頑張ってみましょう。

ですが、1年後にはツルツル肌になれるかといえば、そんなことはありません。

皮膚がボロボロめくれると思います。

見栄えもよくありません。

正直リバウンド症状を一切体験せずにステロイドをやめるのは不可能です。

ですが、この準備期間があるだけで、リバウンドの症状が大きく変化していきます。

是非実践してみてください。




今日は脱ステロイドを行うための準備の仕方についてお話しました。



脱ステロイド中の症状や、脱ステロイドをしながら実践したほうがいいことなどは

また次回お話します。



それまで、ぜひ身体作りに取り組んでみてください。



最後までお付き合いいただきありがとうございます。





ふみか





追記:
ステロイド暦が1年以内で、たまにしか使用していなかったのであれば、
今日紹介した2つのステップを行ってから、
今すぐ脱ステロイドを開始してもらって構いません。

短期のステロイド使用の方には、準備期間はいりません。
準備をするために何ヶ月かステロイドを塗るより、
今すぐやめてしまたほうが、治りが早いからです。

今すぐが恐ければ、お医者さんに一番弱いステロイドを処方してもらい徐々にやめるか、
病院にいくのがいやであれば、今持っているステロイドを間隔をあけて使うようにしてみてください。

いずれにしよ、短期の使用の方であれば、早めに脱ステロイドを行うことをおすすめします。