飯豊連峰 2022.9 ⑤ | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^

 

 

 

(つづき)

 

 

3日目

 

本山小屋〜御秘所〜切合小屋〜種蒔山〜三国小屋〜地蔵山

〜(長坂)〜御沢野営場

 

 

 

 

 

本山小屋、テント泊の朝です。

3日目の下山の日。

 

 

 

夜中、やはり風が強かったけれど眠れないほどではありませんでした

撤収の際は昨日と同じく風が強いせいか結露はついてなくて

助かりました

 

 

 

5時半くらいに出発です

この日は3日間の中で一番イイお天気のはず。

このお天気は稜線歩きがメインの昨日であってほしかった

なんて気持ちは実は、正直ありませんでした

雨に降られたにもかかわらず、

あんなにも素晴らしい景色だったのだから。

 

 

この2日間、本当に心から満足しています

 

 

何度も書いているように初めての山で晴れではなく

雨にも降られていても、ここまで満足がいくなんて

あまりないかもです

 

 

 

 

 

 

奥に本山小屋が。

テン場は全体的に平に見えますが意外に石だらけだし、

微妙に斜めっている所も多数あるので

週末やシーズン中はそれなりに当たり外れがあるのではと思います

(私達は平らで石のない場所に張ることができました♪)

 

 

 

 

朝陽が昇ってきて明るくなってきた

 

 

 

 

おお♪

 

 

 

 

おおお♪

 

 

 

 

 

雲海もキレイです

 

 

 

 

朝陽をどこで見るかというこだわりがあまりないので

下りながら、チラチラと眺めて楽しみます

 

今日も最高の景色から始まった

 

 

 

 

 

時々立ち止まり。

 

 

 

 

 

 

昇った

 

 

今日も一日、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

歩く前方の山肌が朝陽で染まってる

美しい

 

 

 

 

いいね

 

 

 

うん、きれいね

 

 

 

 

 

心が満たされていると、言葉が減る

お腹が満たされていても、言葉が減る(笑)

 

 

 

人は本当に満たされている時

あまり多くを喋らない

 

 

 

そんな気がするだけで、

それぞれに性格とかもあるから

わからないけど。

 

 

 

自分があまり気持ちをうまく表現できないから

そう思うだけかな。

 

 

ああ違う

感動と嬉しさは違うのだ

感動は言葉を失い

嬉しさは思わず、

言葉が出てしまうものなのかも

 

 

 

感動は言葉にした瞬間言葉と共に、

感じている幸せのカタチが姿を変えながら

ホロホロとこぼれ、

なくなってしまう様な気がする

 

 

言葉は気持ちのカタチ

気持ちのカタチはその言葉。

この光景を見ている心のカタチを

言葉のカタチになかなか作り替えられないアタシ

 

 

 

こんな谷合いの形を見るのもすごく好き

尾根と谷。谷と尾根。

その立体感を感じる光景がグッとくる

 

 

 

 

最終日は少し岩歩きがある

 

 

「御秘所」というポイント。

 

 

 

ちょっとだけの岩歩き。

滑らないし大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

なだらかな登り下りをしながら進みます

 

 

 

 

飯豊は登り上げてしまってからは

心穏やかに歩ける道がつづく

 

 

なので最後はまた

稜線からいよいよ降りるぞ、

という所からはそれなりですが

登りあげるしんどさではないので

言ってもまあ、下りはマシ^^;

 

 

 

 

御秘所を通り過ぎてあったのは「姥権現」

 

 

 

その昔

女人禁制の頃に山に入った女性が石になってしまったという

話があるそう。

今は女性も自由に山に入れて幸せな時代デス

 

 

山が信仰の対象ではなくスポーツや娯楽化してきているとはいえ

皆、山に入れば不思議に今も

大なり小なり、修験者の気持ちを疑似体験する

 

 

 

山を繰り返し歩いているとそもそも

生き方に答えはいらないと気付く

死も生きることの一部なんだと薄々、感じる。

木や草や土や石、そして動物たちがそれを教えてくれる

山に入らず現在だけを見ていると暇に任せて

生き方に意味を見出そうと苦しむ

 

 

だからまた山に入り、無心に歩き続ける

そして気付く

地球もヒトも動物もミナ一緒のイノチ

一瞬のイノチ

そしてミナそれぞれ

立ち入られ過ぎたら壊れてしまう、

有限のイキモノ

イノチあるままに生きるだけ

 

 

 

海や川でもそうなのかもしれない

自然と対峙する時間の中で

自然から学ぶことの、なんと多いことか

 

 

 

 

今歩いてきた道を振り返って見たところ(手前に姥権現が見える)↑

 

 

 

歩いてくるまめさん^^↓左後ろの稜線が光を受けてキレイでした

 

 

 

 

今日も幸せだ

 

 

 

 

この先にある砂地の場所まで行って↓ふと右側を見たら

 

 

 

昨日歩いた大日岳がどーーーん!とおめみえ

 

かっこいいいー!やはり飯豊連峰の中での最高峰だけあって?貫禄があります

 

 

 

 

 

切合小屋に到着です

この小屋の目の前にじゃぶじゃぶ水が出ていました。

水場が近いと助かりますね!

せっかくなのでまめさんは水をここで入れ替えてましたよ

(私ははめんどくさいからしませんでした w)

 

 

山肌に十字。登山道と沢が交差してるんですね^^

 

 

 

 

(左側に先程の十字の道)

十字の道を左に行くと「地蔵岳」に行くのかな?今回私達は通りませんが

その道を歩いてもいい景色が見られそうです

 

 

 

今回はまっすぐ進んで「種蒔山」。

 

 

 

 

この種蒔山から振り返った光景が今回私達が歩いてきた稜線の、最後の見納め

 

 

 

 

ここからは上の写真の様にはきれいには見られなくなります

徐々に、下山に入ってるんだなあと寂しく思っている頃でした^^

(ヤッホーイ)

 

 

 

 

変わって前方に「三国小屋」が現れました^^

 

稜線上の最後のピークです

・・・が、そういえば!

ちょっと先の「三国岳」を確認していなかったことに今気がつきました

ショック〜(どこだったんだろう?)

 

 

伝わらないかもですが結構急な山頂に建ってます

「あんな所に建っていて、よく風で飛ばされないね〜」と言いながら歩いてましたよ

 

 

 

 

時々振り返って「大日岳」^^

これが本当に最後の見納めでした

 

 

 

 

そして三国小屋に到着。

ちょうど管理人さんがいらしたので少しお話ししました

ここは稜線上の小屋に比べたら宿泊者はいつも少ないとのこと。

場所的に降りる人、登る人、それぞれ体力的に厳しいと思った方が

時折、利用されるくらいなのだとか。

ここからの眺めもまた最高でした^^

 

 

 

 

ではいよいよ・・・

飯豊連峰の稜線から、下山します(サミシイ!)

 

 

 

さみしいなあ〜・・・なんて感傷的になる暇もなく

道がすぐに結構な岩岩になり、緊張します

 

 

 

お・・・おお・・・ここですか・・。

そーいや確かにさっきの小屋番さんが

「ここから先の下山は岩が続くから気をつけてね」と言ってたね・・・

 

 

 

 

にしても、スコーンと広がったこの景色!

うわ〜気持ちいいー

 

 

 

この岩の尾根が途中で切れてるみたいに見えて立ち止まる

 

飛んで行けそう

 

 

 

 

もちろん飛べません。

降りますよ

 

 

 

心の準備がなかったのでここは結構スリリングに感じました

 

およ・・・(汗)

 

 

 

 

見上げるとまめさんが降りてきます↓

 

 

 

 

そしてまた滑走路みたいな岩の道

 

 

 

 

そのピークに立った時、ちょうど空に羽の様な雲がひとつ。

 

飯豊、歩いたぞー(→まだ途中です w)

 

 

 

 

不思議な(美しい)雲でした

 

 

 

 

 

この歩いてきた岩場は「剣ヶ峰」という所でした

名前に納得。

 

 

 

 

 

 

剣ヶ峰も後半の頃になると下から登り上げて来る人たちと

たくさんすれ違う様になってきました。

皆さん今日が初日。登りあげるのはやはりしんどそうでしたが

これからの数日はいいお天気の予報。

がんばって!素敵な稜線が待ってますよー!

 

 

 

そして緊張の岩尾根を下って暫く歩いた後にあった水場でおいしい水を頂きました

 

 

 

 

 

 

とても美味しかったけれど

もう少しエネチャージできるものを、と

とっておきのブツを取り出し

 

チューーーーっ。

 

毎度のQooちゃん。

ここぞという時の為に夏のロングの時はいつも携帯しています。

フルーツ味で気分よし。ゼリーなので食欲なくても口にできる。

何よりパッケージのQooちゃんにめちゃくちゃ癒される。

という、三拍子つきのお守りです 笑

 

 

 

 

元気出て「横峯小屋跡」

 

 

 

ここから道がキューーーーっと狭くなってこんな感じ↓

 

すれ違いどーすんだ?(幸いすれ違いありませんでした)

 

 

 

 

せま〜い!楽し〜い!笑

 

 

 

 

そしていよいよ樹林帯・・・(淋)

 

 

 

いよいよ終盤

 

 

 

 

そしてついに

 

 

 

 

御沢小屋跡に。

 

 

 

 

 

着いちゃった〜

(この後もまだ少し歩くので、ここでゴール!という気持ちではなかった)

 

 

 

案内図を見て3日間歩いてきた道を目で追って・・・にんまり!大満足!

 

 

 

 

うしし!歩いたどーー!!!

 

 

 

柔らかな日差しを受けて涼しい林道を歩きます

 

 

この金平糖みたいな花が好き

 

 

 

そしてついに本当に

 

『ゴーーーーールッ』!!!

 

 

 

 

やりました!

6年越しに叶いました!

叶ったけど・・・また歩きたい!

と、もう今すでに思っています(笑)

飯豊連峰、最高でした!

 

 

 

帰りはここ御沢野営場までTAXIを予約していましたので

ピックアップしてもらい、「会津若松駅」まで乗車。

 

 

 

駅近くの日帰り温泉に立ち寄り、駅そばを食べて帰りました

 

 

磐越西線で郡山まで。

 

 

郡山から東北新幹線で帰りました

行きは夜行バスなどでセーブするけど帰りはご褒美(何の)

 

 

 

ホームで新幹線を待ってる時

ものすごい臨場感溢れる写真を撮ってくれてました www

 

 

新幹線がホームに入ってきた時の風圧すごかったやつ↓😂

ひーーーーーーーーーっ!!

 

 

 

もちろんこれで乾杯指差し

 

どーでもいー話ですがこのツマミの「さんかくいか」も

ちょ〜オススメ!!!

JRの売店「ニューデイス」にしか売ってないみたいだけど。

 

 

 

 

長い記録になってはいますが

実際にはもっと、この何十倍もの思いが

あった、山旅でした

満足のいく記録を書けませんでしたが

なんとか書き終えられてよかったですおやすみ

 

 

 

 

 

皆様に幸あれ

 

 

ニコニコパー