①のつづきです
富士吉田ルートの5合目から登って
富士山山頂に到着しました
ここからはできればお鉢巡りをしたいなぁと思っていました
ただし
ここ富士山に限らずのことですが
9合目くらいまではお天気が良かったのですが
そこから標高を上げるごとにガスになり
気温も低くなりました
山頂に着いた時はそれに加えて強い風も吹いています
これにより
体感温度がものすごく下がって
それなりの準備をしていないと危険です
昨日までは賑わっていたであろう山頂の出店なども、
今日(=9/11〜)からはぴしゃりとその扉を固く閉ざし
閑散とした雰囲気です
お鉢巡りを始めます
でも
ものすごーく寒いです
しょっぱなは特に風が強く、
この先に進むことに危険を感じなくもなかったので
剣ヶ峯まで出来れば行って、その後は状況で判断しようと思っていました
お鉢巡りというだけあって
富士山の火口を見下ろすのですが
ものすごい風とガスでよくわかりません
もう少し進むと
富士宮口山頂にある『浅間大社奥宮』。
当たり前ですがこちらも
一日前で社務所などすべて閉まってしまっています
来年もし機会があれば
こういう場所がすべて開いている富士登山期間内に
来てみたいなあと心から思いました
やはり、この富士山頂まで来ると
自然に何かに手を合わせたくなるものなのです
そして、富士登山期間内に来たいと思うもう一つに理由が
富士山頂の郵便局からお手紙やハガキを投函できるということ
これ、絶対してみたかったんですよね〜(^^ゞ残念
そしてガスの向こうに
剣ヶ峯!に、つづく、「馬の背」という登り斜面が見えました
この場所から右後ろを振り返るとそこから
富士山の火口の奥が見事に見えて ものすごい迫力でした
さあ最高峰の剣ヶ峯にいざ
ここの登りは砂状で
ズリズリと滑ってなかなか歩きにくい道でした( ゚∀゚; )
富士山気象観測所!
そしてそのお向かいあたりに
正真正銘の日本最高峰
『剣ヶ峯』があります ウエーイ
散々記念撮影をしたりして
ここからさらにお鉢巡りの続きを歩きます(一周でだいたい1時間半)
気温も低く、風もあるので
体感温度はマイナスだったと思います
体は大丈夫だったのですが ふと気がつくと
指先がパンパンに腫れて、しかもめちゃくちゃ硬くなっています
ちょっと凍傷気味・・・・
グーパーグーパーをしながら歩きました
ここはどこ?
もしかして富士山でなくて月面着陸しちゃった・・・?笑
と感じるくらいの独特の雰囲気・・・(しかも他に人が歩いていない・・・)
それでもなんだかその独特の雰囲気を楽しみながら歩いているうちに
あっという間に元の吉田口の山頂に着いていました
お腹が空いたので
ビュービューの風を少しでも避けれるようにこんな
多分、社務所の入り口の一部であったと思われる窪みでパンをかじることにしました
寒くて仕方ないのですが
同時にお腹が空いて仕方ないので(笑)食べなきゃ!といった感じです
そうしたらね奥さん・・・( ̄▽+ ̄*)
風がものすご〜く強いと言ったでしょ、
ワタクシもまめも、ザックの中から何まで、
ここで砂だらけになりましたわよ
当然、風に対して背を向けていたにもかかわらず
『ハムカツパン』が『砂ハムカツパン』になっていましてね、
ジャリ・・・・
あり・・・?
ジャリ・・・
ありリリリ?
となりながら、
でもお腹が空いてるので
その砂ハムカツパンを食べたってわけよ :*:・( ̄∀ ̄)・:*:ウエーイ
ま、そんなこんなで必死でお腹の中に砂パンを押し込み、
下山することに。
暫く降るとすぐに
さっきまでの世界とはうって変わって
また、ピカ〜ンと下界の晴れ渡った世界が見渡せるようになりました
途中までは多少のガスもあったけど
山頂のババ吹きの風と砂ジャリの世界とは全く違います
そして小屋閉まいやら何やらをしていた人たちが
一斉にブル(=ブルドーザー)で降りていくところに遭遇しました(・∀・)
『あ〜!ブルだブルだ〜!撮って撮ってえ〜Ψ(`∀´)Ψ』と言って
写真を撮ったりしていたら
ブルに乗っているお兄さんたちがバイバーイ\( °∀° )/としてくれたので
私もバイバーイ(ノ´▽`)ノ
(→心に秘めた想い=「乗せてくれよ兄ちゃん」とは言いませんでしたよ、ハイ。笑)
ここからは地味に地味に下山します・・・・
途中通過した
この富士山の赤土の脆い壁にびっくりしました
今にもポロポロと剥がれ落ちそうな上に
その頼りない土の上にかろうじて乗っかっている石。
行きの登山道でも思いましたが富士山は落石多発状態の山だと思われます
この日はこのルートで一名だけヘルメットをされている方をお見かけしましたが
本来ここはヘルメット着用を義務付けてもいいくらいだなと感じました
ちょっと怖かったです
山頂から降ると別世界のように光が溢れていました(=でも落石怖い)
このルートは「砂走り」(=一歩で3m一気に進むといわれてる所)と言われる、
滑るように降りられる道もないので
地味に一歩一歩、降って行きます・・・
でもお天気が良い上に
よく見れば
緑がないと思い込んでいた富士山の山肌に咲く植物が
一斉に黄色く色づいていて
一足早い秋を感じることができました
日本一の富士山で日本一早い紅葉かもね なんて言いながら(=実際は違うと思います)。
さっきのブルは順調にスルスルと下山して行きます・・・・(乗せて〜兄ちゃ〜ん!)
登山道途中でやはりというか、案の定、こんな風に
落石防止のためにこの中を通って下さい、
という場所がありました(左のトンネル)
このトンネルの屋根にはゴロゴロと尖った石が乗っかっていて
やっぱりヘルメット推奨するべきだよな〜なんて感じました
ようやく
緑がモリモリしてきて
5合目に戻ってきましたら(15時)
お馬さんがたくさん繋がれていました
でも手綱がとても短いので
なんとなく馬もイライラしているような感じ・・・
行きの看板に『記念写真=¥500』と書いてあったのに
勝手に
撮っちゃった( ´艸`)
で、
記念にお土産でも見ようかなあ〜と前を見ると・・・・
すごい・・・・
日本語が聞こえない・・・
ここはどこ・・・?私は誰・・・?状態です
富士山大人気・・・
と思ったら5合目の郵便局はまだ開いていたので
うふふ
(多分)富士山に来たことがないであろう母に、ハガキを出しました
山頂からは出せなかったけど
ちゃんと『富士5合目』というハンを押してくれるんです
ダイアモンド富士の写真のハガキで出しました
と、ここでまたお腹が空いたので(=基本、いつも空いている)
山頂か途中で食べようと思って持って来ていたカップヌードルを
ここで食べて帰ることにします
後ろはノリノリの記念撮影をしている外国人が( ̄∇ ̄+)笑
そしてこの後レンタカーを返却して
自宅近くの飲み屋でまたお疲れさん会をして帰りました
今回は『ふと』
思いついて行ってみた富士山でしたが
ずーっと気にはなっていたので
なんだか肩の荷が下りたというか(笑)、身が軽くなった気がしています
全く面白みがないだろうと思い込んでいた山でしたが
行って見ると
これがまた なかなか 良かったのです
面白いとか景色がいいとか
なんだかそんなことよりも
なんとなく いいね
と漠然と感じました(=意味不明・・・( ̄∇ ̄+))
富士山を登ったあと、
「また登りたい」という人と
「もう二度と登りたくない」という人がいる と
いわれていることさえ 知らなかったのですが(^▽^;)
私はふつうに
『全部の登山口から登ってみたいね〜!』とすぐ口にしていました
いい山でした
お邪魔しました
無事下山 ありがとうございますと頭を下げました
おしまい
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素材も縫製もかなりいいものなのでオススメですo(^▽^)o