⑤のつづきです
最高級の眺めにありがとうのバンザイして
前穂高岳に向かいます
岩岩を進んでいると
後から
クマが・・・・・( ̄□ ̄;)!!
はっ!
実は
前日の穂高岳山荘の夕食でご一緒した方から
『今日、 ジャンダルムで面白い方に会いましたよ』
というお話を聞いていました。
ジャンダルムでテントを張って一夜を明かすという方で(ですよね)
熊のぬいぐるみと一緒の
50代位の男性でした と。
ジャ ジャンダルムで
テ テント・・・・・???
クマのぬいぐるみ・・・???
は〜。そんな方がいるんですね〜
と、話はそのままだったのですが
今、 目の前にいらっしゃるこの方は
おそらく その方なのでは・・・・・・
旦那ちゃんが『クマだよ、クマっ!』と小声で言うので
一瞬 ビビりましたが
ぬいぐるみの男性のことでした
そこで『あ〜』となったのです
どんな方かなあ・・・・・と思いつつも
足場に気をつけながら進みました。
そして
前穂高岳直下の
『紀美子平』にとうちゃくデス。
ザックをデポしてこの上の『前穂高』に登りますよ〜
と、そこへすぐに あのクマさんの男性が到着されたので
先に登って頂きます どーぞどーぞ
ものすごい慣れた感じで
サクサクスイスイと上がって行かれました
手にはクマさんを持って・・・・・(←ナゾです)
私たちも出発するわよ〜
おしり ぷりんっ (巨大・・・)
ぷりんぷりんっ・・・・スミマセン
ウエ〜〜〜〜〜〜〜イッ
先程のクマの男性に撮って頂きました
クマの男性に『撮りましょうか』と言うと(→この方自身は山頂標識と
クマの写真をすでに撮られてました・・・ナゾ)
『いやいや、もう死ぬ程来てますから』 と。
し
死ぬ程???
何者?と旦那ちゃんとつつき合いながら目配せ・・・
それはおいといて。
ここからは先程までいた
穂高岳山荘が見えます
槍ヶ岳も見えます
って・・・、それだけじゃなくてもう、
全部、ぜ〜んぶ、が見えますよ〜
暫く眺めを楽しんでザックをデポした紀美子平まで戻ります
少しおやつを食べて休憩して、
この標識の向こう側へ。(岳沢小屋方面)
ういん と越えると
鎖場があります
ここからは 奥さん、
もう
スライダーのごとく、降り天国です
しかも足場が不安定なので
落石注意帯ですわよ
ヘルメットもはずしちゃいけませんよ
急降下ですわよ〜
おっと。
めざす岳沢小屋が見えました(赤いの)
奥には煙をあげた『焼岳』も見えます
ここは『重太郎新道』といいます
登りも降りも急です
なんが〜い ハシゴ
ここからも
なんが〜い のですわよ
夏はお花畑のような場所も
この時期は全てが枯れて・・・。
でも少し 色づいています。
ここで・・・。
旦那ちゃんがカメラの変なボタンを触っちゃってたらしく
写真の色が 変 です・・・・
なんか、
夕陽の時間みたいですや〜ん たのむで旦那ちゃーん
そんでもって
足もいい加減疲れて来た頃に
ようやくのようやく
『岳沢小屋』にとうちゃこしました
なんか 工事中でした・・・(冬期に一旦取り壊すのでその一部撤去かな?)
お昼にここで『カレー』でも食べようと思っていたので
穂高岳山荘ではお弁当を頼みませんでした
小屋前にはカップ麺やジュースが置いてあり
その横におつりも置いてあり
いるなら
勝手に支払って もしおつり必要なら
勝手にとってね :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
という 放置プレー・・・・
ビバ平和ニッポン
どうする?と旦那ちゃんに聞くと
あんまり食欲ないからいいや
コーラがいー
というので見ると、コカコーラゼロしかない
この時クマ男性も降りて来られて
同じくコーラを欲していたらしく
『なんや!ここへきてなんでゼロやねーん!』(←三重県の方でした。)
と言ってました。
コーラ好きに ゼロは受け入れられません。 だいたいにおいて( ̄▽ ̄)
ビール好きに ゼロが受け入れられないようなもん でしょうか・・・ふふふ
おっちゃん2人とも、
揃って 替わりに『オランジーナ』 にしてました(¥300)
私はCCレモン。 ほぼ一気飲み。
ここへきてようやく
メットをはずせます
穂高連峰はほぼ、 被りっ放しですね
あ〜 すっきり。きもちい〜
クマの男性と暫し歓談しました
やはり ジャンで前日あのババ吹きの風の中、テン泊されたようです
ツワモノ(ちなみにホントはテント禁止と思います。真似しないように〜!)
あのルートはジャンもその前後もずっと
気を抜けない山域なんですが
そこの天狗のコルあたりで夫婦が大喧嘩をしていたという
もの凄い衝撃的なお話を聞きました
そのご夫婦、大げんかの結果、旦那さんの方が奥さんほって(放って)
先に行かれてしまったらしく
その後も奥さんはそこに30分以上もうずくまっていたとか・・・・
恐ろしい・・・・。
場所が場所だけに・・・。
(山をする方ならおわかりかと思いますが・・・)
想像するに・・・・どんな事情があれ
あの場所でほって(放って)いかれる という状況は今後
その夫婦仲が修正されるとは
なかなか思い難く・・・・ムニャムニャ
まあ。
自分達は気をつけようね(=旦那ちゃん耐えてね)と言うしかありませんでした。
クマの男性とは楽しくお話させていただいて
最後に一緒に写真を撮って頂きました
結局、このクマさんがなんだったのか
聞いていませんが・・・
まっいっか、です。
色んなことありますからね、ウンウン
ジュースを一気飲みして
お手洗いをお借りして
ここからは
一気に上高地まで下ります(あ、カメラ治った)
さっきまで
岩岩の灰色だらけだったけど
ここからは
美しく色づいた 黄色い世界に囲まれます
色があるって
素晴らしいな
こころが
豊かになる
何度も振り返りながら
下りました
見上げながら
思う存分
降りてきた 秋を
楽しみました
美しく
絵画のような光景でした
何度も何度も立ち止まり
キレイキレイ と
つぶやきます
キラキラと輝く世界
命の輝きの 音みたい
生きてる。
有り難い。
ありがとう。
上高地まで降りてきました
やはり 上高地は 美しいです
神が降りる地 神降地ともいわれているそうな。
厳しい岩稜帯のあとに歩くそこは
全てが生きている輝きに満ちていました
川の流れ。光の輝き。木々の紅葉。人の笑顔。
やはりまた
穂高にいこう・・・・・・
そっとそう思いながら 帰りました
長くなりました!
読んで頂きありがとうございました