栂海新道へ ④(栂海山荘〜親不知) | ふみの山散歩

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丹沢をベースにウロウロしてます〜^^



最終日の朝です
(*'∀`*)v

前日の晩は

今までと違って標高もぐっと下がった上に

小屋の中だったので、温かい夜を過ごせました


3時半頃起床して

4時過ぎに朝ご飯を食べ(トムヤムスープ雑炊+コーシー)、

みんなで順番であのトイレにお世話になり
ププッ・・・

少し明るくなって来た5時半に出発しました









昨日の夜、

今回でこの栂海新道へくるのは3回目だという男性から、

(↑詳しくは割愛ですが、この男性、すごいツワモノの方でした!)

今日の道はずっと樹林帯だよ。

足元は少し ぬめり があるので気をつけた方がいいと言われていました

時々、ロープの箇所もあり。と。

それを頭にいれて、しゅっぱあ~つ
逃げ足







途中で山の向こうに陽が昇りはじめましたが

やはりこの日の朝陽もぼんやりとしていました

最初は急で降りにくい(足場の悪い)道でした

足場が悪いのにその男性は

あっという間に小動物が移動するみたいに(笑)、

ちゃちゃちゃ~~~


と行っちゃいました・・・・
エリー

下って登って

黄連山 とうちゃこ。通過。

黄連の水場が少ししたら出てきますが、枯れることもあるらしいです



私達は前日に北又ノ水場で汲んだ分で間に合うので通過



途中、きれいなブナ林を通過したりして



菊石山 とうちゃこ



この最終日ですが、

イメージとして単純に考えたら、

どんどんひたすらに高度を下げながら

日本海の海抜ゼロに到達するのかな

と考えそうですが(←そんな単純な考え私だけかな)、


まあ~!これがこれが


この最終日ほど

登ったり下ったりをデコボコ、デコボコ

と繰り返した印象の日はありませんでした


『ほんとに海抜ゼロに行き着くの~?』という程の

急登とかあったり。急な下りももちろんたくさん。

その急な下りの途中で全部で3回、私は尻餅つきました


男性がおっしゃっていたように

少し地面が湿気ているののもあり、

気の根っこに足を思わず置いてしまい、ツルッ!といったり、

同じように石の上においてズルッといったり・・・・ガクリ



そして4回目は

なんと



内村航平もビックリの(笑)2回転半!をやらかしました ( ̄▽+ ̄*)

急な下りでふと足がすべり、

そのまま前にバランスを崩して、ぶっとびまして、・・・回転。ア~レ~ (ノ´▽`)ノ

その際に大きなザックが背中から自分を押してきて

顔を地面にうちつけ、

そのままズルズルズル~と斜面を滑ったので

数日間、顔には『あっち系銭形警部』の人みたいに

ミミズ腫れのように


数カ所、線がついたままでした~



旦那ちゃんが起き上がった私の顔をみて

『ひゃ!』と言って驚いてました



2回転半しながらも頭の中は冷静で

両脇の道が切れ落ちていなかったか、とか

無事に下山できるようにこけなきゃ、とか

スローモーションで考えながら落ちていました

そして

すっく  と立ち上がり

旦那ちゃんが『だ  だ  だいじょうぶ・・・・?』と言って心配したけど


『うん、だいじょぶよ


と足が普通に動くことを認識したワタシは

そのまま何事もなかったように とっとと下山を続けます




その形跡が



矢印こんな感じ




顔の傷の写真もあったのですが

まあそれのアップは控えておくことにします



この一日はめったに視界がひらけることはないのですが。暫し立ち止まって堪能。



朝露にぬれたリンドウ


登る~

登る~! 海抜ゼロに行きたいけど・・・登る~~~~(笑)!!!


そしてえ



下駒ヶ岳、とうちゃこー

白鳥山の水場を通過・・・・・







いうことで



ばーーーんと、白鳥小屋とうちゃーこ(*'∀`*)v 奥に日本海が見えたーーーきゃっ!!!!




こちらも無人の小屋です

中は



こんな感じでとてもきれいでした!



そして

こーなるとどーしても気になるのが

やっぱり トイレ・・・・・ですよね顔に縦線GOOD


裏にありました





おお~~~~~!!!!!!!!


それなりい~~~~~(笑)!


でもドアがあって個室~~~~にこGOOD


これは上等~~~~~

ともはや、基準がそうなってきます


中を開けると



やっぱりシースルー(笑)

トイレチェックのあとは


白鳥小屋の上にある展望台まで登ってみました




ぉぉおおおお~日本海



写真に撮り忘れましたが、はるか遠くに劔岳もみえました!



気持ちええ~どお~~~~~~~きゃっ  でもちと 怖い・・・・(高い)


なにげに



このハシゴ、垂直で怖いんです・・・・(^_^;)
槍ヶ岳の最後のハシゴより私はこっちの方が怖かったですププッ・・・


白鳥小屋でたっぷり遊んで休んで、出発です





再び樹林



湿気のあるところにはダイモンジソウ




見上げると秋







そしてシキ割の水場で喉をうるおし



どんどん下ります




ようやく『坂田峠』です




時々

登山道としてあるいている道が

とんでもなく昔から利用されている道だったとわかったりすると

すごく感慨深い思いになります

今歩いている道の上を

昔々の人達が歩いていて 

今私達が変わらず重ねて歩くこと

登山道はいろんな思いのルートでもあるんだなあ





ここから『尻高山』までの緩やかな登りは気持ちよく



時折、こうして木々の合間からキレイな日本海が見えて感動しました





尻高山、とうちゃこー


ぐんぐん降りていって



二本松峠~





高度があきらかに低い感じを体で感じます



ここでアップルパイ休憩して



もうすぐだねっ!と張り切る・・・の図(笑)。



ああ  もうすぐ終わるんだなあ~・・・と思うとちょっとサミシイ・・・・



鉄塔通過・・・・



ずっと

横に見えていた日本海が




真っ正面に見えるようになってきた



初日からのことが グルグル思い出されて来て なんだか グッときました


『下山道』という言葉でこの旅の終わりを感じ、さみしい~・・・・・・




そして






栂海新道登山口に と~~ちゃ~~~こきゃっ



もちろん

旦那ちゃんとハイタッチきゃっ



道路を渡って、目の前に『ホテル親不知』があります



このホテルの脇からいよいよ

『海抜ゼロ』ポイントへ(80m下りまーす



なかなかジラしますなあ~~~顔に縦線





途中でこんなのもありましたこれ






















キャーーーーーーーーーーー(ノ^^)八(^^ )ノきらきら



ついに



海だね・・・・うん、海だねえ~~・・・・と実際はしみじみな感じにへ

色んなこと思い出しながらの海でした


海でストックや靴を洗おうかと思っていたのですが



穏やかに見えたこの海も波打ち際はやっぱり海らしく(笑)ザ~~とくるので

洗えませんでした(^▽^;)

なので降りて来た階段横の、滝のふもとの水でパシャパシャとしました




暫く海を眺めてたっぷり深呼吸し

体の中で山と海の粒子をミックス



そしてホテル親不知までもどり、お風呂をお借りすることにしました




この時間の男湯はコレ矢印



女湯はコレ矢印 日本海一望です!

お風呂代はひとり¥750です

さっぱりして風呂前にあった自動販売機でビールを飲み

外に出て少し散策・・・・





ウエスティンさんの像がありました

1894年、ウエスティンは白馬岳登山のとき、親不知の断崖を訪れて

『ここが日本アルプスの起点である』と記述したそうです



糸井川の駅までは普通は電車やタクシーで行きますが

ありがたいことに、旦那ちゃんの知り合いがこの近くにいて

車で ホテル→糸井川の駅 まで送って頂けることに!

ありがたや~







そして駅前の居酒屋がオープンする5時まで待って乾杯

〆に糸井川名物の『ブラック麺』を食べました~




帰りは贅沢に北陸新幹線を利用します

新しくてキレイで、快適~



自分達土産に


白エビラーメンと


いつものバッジを買いました(栂海新道、というバッジを出せばいいのになあ~)


今回の栂海新道は、後立縦走をした時に

ずっとずっとこのまま歩いていたいなあ~

この先(白馬岳より先)もずっと、山は続いているのになあ~・・・・と

とってもさみしく、後ろ髪ひかれながら下山したときからの念願でした



『その先に行ってみたい』
『その先の光景を みてみたい』


山を歩いているとき

山を越えるとき

この想いがいつも

私の中に芽生えてやみません


それは

山なのではあるけど、

地球を感じたいという想いです



これからも細々と

そんな地球を感じに

山に出かけたいなあ~と思います



長々としたブログにいつもお付き合い頂き、本当にありがとうございます!



おわり