第6回 ボクサーパンツ
トランクスの形でブリーフと同じ伸縮性のあるフィット素材で作られ、
日本では「ボクサーブリーフ」、「ボクサー」、「ボクサーパンツ」、
「ニットトランクス」など、メーカーによって呼称は異なる。
通常のブリーフを腿部分を覆う程度まで伸ばし、スパッツ状にしたような構造である。
通常トランクスには排尿のための前開きがあるが、
ボクサーパンツにはデザイン重視のため前開きが無いものもある。
ローライズボクサーパンツの中には股下が極端に短く、
普通のブリーフとそれほど変わらないものも登場している。
また、ローライズという名のとおり、ゴムバンド位置も通常よりかなり低めである。
1992年に、1910年代に流行った下着「ユニオンスーツ」を現代風にアレンジしたデザインで、
カルバン・クラインが普及ブランドとして立ち上げたck Calvin Kleinに於いて発表し、
その巧みな広告宣伝と普及価格で提供したことから世界的な人気商品となった。
猿股を現代風にアレンジしたリバイバル下着だが
ブリーフとトランクスの機能を折衷し繊維の材質や裁断、縫製技術が高度になっているため、
過去を知らない世代には抵抗なく新規の下着と認識され、
男性用下着において高いシェアを占めるようになった。
1980年代中頃より人気化したトランクスも時間の経過と共に各世代に普及したことから、
ファッションに敏感な青年層が他の世代との差別化を求めだしたことで、
トランクスからボクサーパンツに移行を始めた。
2000年頃から主流になり、後に股上の浅いローライズボクサーブリーフも登場し、
ローライズのジーンズとともに着用されるようになった。
ボクサーパンツ登場後、トランクスの人気度は徐々に下がり、
今ではボクサーパンツも市民権を得るまでに至っている。
下着製造メーカーにとってもトランクスよりも高い付加価値があり利益率も高いことから、
今後の男性下着の主力商品となるものと予想されている。
2006年頃から着用率はトランクスを抜き首位となった。
ボクサーパンツをドラマで若手人気俳優が着用していることから若年世代の大半が
トランクスからボクサーブリーフへ移行した。


