第13回 ファイティングポーズ

 

以前、70歳を迎える大切な人のことを書いた。

抗がん剤治療のために入院していて、面会できないとも書いた。

昨日、お会いすることができた。

 

壮大なウェブ空間にあって、端っこの端っこにある本ブログだが、それでも気にかけてくださる読者がいることに感謝と敬意を表しつつ、ご報告しておきたい。

 

1週間だけ仮退院されるとお聞きしたので、ご家族ご親族で過ごされる時間のあまりを頂戴することにして、連休最終日の夕方にお伺いした。治療は過酷なものであったことが、わかる。少しお痩せになっていた。

奥さまも出てこられた。この方の奥さまがまた素晴らしい方なのだ。寄り添い、励まし、ときには怒ったり怒られたり。慈愛に溢れ、率直で、感謝に生きている方だ。

しかし、笑顔は健在だった。病院食がいかに美味しくないか、退屈な入院生活にどうやって楽しみを発見しているか、具体例を交えながら、力説されるご様子に大笑いした。ほとんど夫婦漫才である。心からお誕生日のお祝いを申し上げた。お祝いできることが本当に嬉しかった。

 

また明後日には病院に戻られる。病気と闘うファイティングポーズは崩さない。私も崩さない。

 

 

 

先週20日に発売された週刊文春(2月27日号)では、「和泉補佐官の愛人「溺愛」音声を公開する」と題して3週連続になる文春砲がさく裂した。

その評価はあなたにお任せしたいが、ダイヤモンドオンラインに官僚人事をテーマにした関連記事が掲載されたので、参考までにお知らせしておこう。

 

「和泉首相補佐官が問題なのは「不倫」よりも国家公務員幹部人事への専横ぶりだ」

https://diamond.jp/articles/-/229736

 

 

日本の医療研究開発が歪められている。