海外に行って自分の可能性に気が付くって

よくありますよね。

私もその一人です。

 

海外での学校生活、OL生活は

本当に楽しくて楽しくて

毎日、新しい事に

刺激を受ける日々を送っていました。

 

でも人生を考える一言は思わぬところからきました。

 

地元の日本語学校から

病気で休職になった先生の代替をしてくれないかと言われ

授業を受け持つことになった時の事。

日本とは違うけど、久しぶりの小学校。

ラジオ体操をして授業開始。

国語の授業は黒板いっぱいに

ひらがな、漢字を書いて文章問題を。

授業が終わって黒板を消していたら

1人の日本女性から声をかけられ

「先生、お習字されてたの!

是非、ひらがなの書き方から教えてほしいわ!

ここではお習字の先生がいないのよ。

トロントにはたくさんいるんだけど。。。」

 

書道は、小さい頃から10年習いましたが

堅苦しく、古く、難しい漢字の世界でした。

 

でもひらがなの書き方から

と言われたのに目から鱗。

 

確かに、ひらがなこそ日本語であり

ひらがなこそ、常に使う文字。

書道って漢字だけでなく

ひらがなや古典仮名や

書芸や色々あった!

 

それから一年後に帰国してから

本格的に書道を習い始め

日本語がどんな言語なのか

外から日本語を学ぶため

外国人に教える日本語を学び

その後、文字心理学を学びました。

 

翻訳や通訳の仕事も

実は日本語をどれほど理解しているか

ということが鍵になるという事がわかりました。

 

海外に行って気がついた自分の可能性は

日本にあり日本で学ぶ日本文化でした。

 

海外に行く前は

あんなに洋画、洋楽の世界に憧れていたのに

今は海外ドラマを見る。。。程度。

 

そしてあれから書道を30年続け

文字心理学と英語筆跡学を学んだ今

コロナで一旦生活がリセットされた今

また、ひょんなことから新しい目線で

海外に目を向けています。 

 

日常生活から離れたところで

自分の可能性や価値に見つかるのは

時々あることです。 

海外まで行かなくても 

1日出かけるだけでも

見つかる時があります。

 

人生が彩づくきっかけは

ひょんなところからやってくるものだと

つくづく思います。