毛筆をする時

半紙に四文字書くことは

とても難しいものです。

 

 

①バランスよく書くために

一文字目を書きだした時から

次の次、

先の先を

考えながら

空間を見ながら書きます。

 

②一文字の強弱は

 

目で見るというより

身体で感じながら書きます。

手の上下運動をしながら

紙と筆の触感で書きます。

 

速度も違います。

じっくり紙を押すように書く時と

紙を切るように素早く書く時

全く線が変わります。

線に表情が出ます。

 

④そして線筆

白と黒の境目は綺麗にするため

筆の動かし方に気を付けて書きます。

迷いながら書くと線がブレます。

適当に書くと粗くなります。

一本一本どう線を引くかを

考えていきます。

 

余白

これは実は書を書く時に

とても大切なのです。

書いている字だけでなく

白い部分の綺麗さ。

余白が綺麗でないと

線は引き立ちません。

文字が生きてきません。

 

毛筆はこのようなことを考えていきます。。が、

完成するのを目指すわけではありません。

できないなぁーと、四苦八苦しながら

書く過程が大切なのです。

そこで脳と感性が磨かれるわけです。

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