9回出撃して9回生還した特攻兵に
佐々木友次氏という方がいます。
命令に背いて9回も日本に帰ってきてしまった

特攻隊員。

 

 その佐々木氏が92歳で亡くなる前
『不死身の特攻兵』の著者、鴻上尚史さんの
インタビューに答えた言葉がとても印象的でした。
 
病床で対談する佐々木氏のお姿は
穏やかで優しいおじいちゃん。
 
鴻上氏の「なぜ生き残れたのか」の質問に
佐々木氏は
「飛行機で飛ぶことが好きで本当にワクワクしていたんですよ」
と答えられました。

ワクワクという言葉を少し声高く
子供の様に言われました。

ワクワク。。。???

そんな理由???

 

戦争で生死をさまよった方からは

もっと重たい強い言葉が出ると

思っていたら

子供の様な言葉でワクワクなんて。。。

 

本当はこんな簡単な状況ではなかったはず。

日本では、無事に帰ってきた事が恥とされ

日本政府から暗殺計画までだされていたらしい。。


でも最後にこのようにシンプルな言葉で語られたのは、本当にワクワクし

生きることだけを一途に

求めてきたからなののだろうなと

思います。


 

 

あまりにも情報が多すぎる今

SNSでは、言論の自由と言いながら

あまりにも多方に渡る意見が多すぎて

惑わされる毎日です。

 


コロナ禍で

どうやって生きていけるかを

考える今

この方のような一途にシンプルに

そしてワクワクしながら

生きる力が必要なのだと思います。