毎度お世話になります。

岡山の油売りです。

今年はコンテナ不足の影響でメーカーのカレンダーがまだ到着していません。

年末は予定が入っているため、配ることができないので年始に配る予定です。

ここをお借りしてユーザー様にはお詫び申し上げます。

今回はMQL(Minimum Quantity Lubrication:微少量潤滑)についてです。

セミドライ加工とも言います。

圧縮空気とMQL油剤を混合しミスト化させて、被削材や工具へ潤滑を与える(吹きかける)加工方法です。

特に超精密加工の仕上げ加工や精密金型の仕上げ加工、小径ドリル加工などに適応される事が多いです。

また安定した温度環境ですと、油剤による温度変化も少ないため熱変位も少なく精密加工に適する事になります。

MQL油剤のほとんどがエステル系ベースになります。

エステルは別名極性剤とも言われ、吹きかけたミストが被削材や工具に吸着する特性を利用しています。また油膜強度も強いので外部給油の小径ドリル加工も、油膜切れする事が少なくなります。

しかし鉱物系ベースの油剤ですと、吸着力が低く潤滑を届かす事ができず、油膜強度も低いのでMQLの油剤としては不向と言うことになります。

また仕上げ加工では極圧添加剤の影響も大きく、低温で効く硫黄系添加剤などは、被削材の母材を腐食させて、仕上げ面がキレイに仕上げる事が出来ないケースもあります。


推奨MQL油剤

炭素鋼〜金型鋼の仕上げ加工

バスコミル18HFP (硫黄少なめ)

バスコミルCSF35(硫黄なし)


ステンレス鋼や難削材の仕上げ加工

小径ドリル加工

バスコミル10 

バスコミル22


ブラザースイスルーブは色々なノウハウ持ったメーカーで心強いです。


<グループ>

MKサポート

高松製作所

ケイアイサプライ

松葉化粧合板


お問い合わせは下記メールにて

fumifumi30pa@gmail.com



にほんブログ村 企業ブログ 化学・金属(製造業)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 企業ブログ 機械・電気通信機械(製造業)へ
にほんブログ村