昭和57年の新古河駅(東武日光線)

前回、柳生駅と同じく「写真アルバム 行田・加須・羽生の昭和」より

写真の提供も加須市役所。

 

昭和57年とあるから、今から42年前の風景ということになる。

三流亭はこの駅を利用していたのでよく覚えている。

駅舎に入ると右手に待合室があって、改札を通り右側に進むと上りホーム。

下りのホームはいったん線路を渡って反対側にあった。

 

当時、西口はなく、一面の水田地帯が広がっている。

陽光台が開発されるのは昭和の終わり頃から平成にかけてだと記憶する。

 

それにしても、驚くのは駅前ロータリーで客待ちするタクシーの多さはどうだ。

2社あったタクシー会社も今は営業を辞め、タクシーなんかないもんね。

 

現在の新古河駅のたたずまい。

橋上駅となって、エレベーターも設置されきれいになった。

西口へは駅舎に上っても行けるし、線路の下をくぐる地下通路もある。

かつてタクシーが客待ちしていたロータリーのど真ん中に、ちゃっかり

月極の駐車場がある。東武不動産の仕業か?         

 

昭和57年撮影の写真と同じ場所でパシャしようと思ったが、左右の樹木が視界を

遮ってしまうので、この高さまで下がらねばならなかった。

ついでながら、両側フェンスの幅2メートルほどの通路、かつてはバスの通る道路だった。

両側は桜並木の坂道で、小学生の頃よくこのバスに乗って古河に行ったものだ。

そんなことを思うと、まさに昔日の感がある。

 

また、桜の木は今では2本だけ残って、毎年ちゃんと咲いている。

この坂道を登り切ったところが渡良瀬川の堤防、そして三国橋となる。