世の中で「ブランディング」が流行っているように感じます。

 

良いものが、たくさん作れるようになった今の時代。

 

全く新しいものを生み出しても、すぐに他の人も同じようなものを作ってしまう。。

 

独自の機能の価値を創造することが難しくなった現代、共感性のあるストーリーを作ることが重要だと言われています。

 

 

例えば、時計。

時間のズレが小さいクォーツ時計が開発され、

正確な時計が安価に手に入るようになりました。

 

しかし、依然として高価な機械式時計が好きな人がいます。

 

機械式時計には、作る職人さんのこだわりやデザインに込めた思いなどのストーリーを感じられる。

 

機能以上の価値がブランドとして宿っていると思いました。

 

 

 

一方で、イマドキの時計は、機能をとにかく追加することが行われています。

 

メールと連携できるスマートウォッチや、心拍数を測定できるスポーツ系の時計など。

 

 

時間が分かるだけの時計だと、ありふれた有象無象になってしまう理由と、実際に使い手が時計に対して時間が分かること以上の価値を求めている理由の両側面からの見方ができると思います。

 

そして、ブランディングにできることは、

使い手が必要としている機能を十分満たしている場合に、ストーリーをつけることで価値をプラスすること。

 

必要な機能を満たしていないのに、その価値をひっくり返せるほど、ブランディングは万能ではないのではと思いました。

 

 

 

ふと、僕が時計に求める機能は何かと考えました。

 

なんでもできるスマートな機能や、多くの時計があたり前に与えてくれる正確な時間を知れる機能は、本当に僕にとって必要な機能なのか?

 

 

1年以上も、腕時計を身につけずに生活をしていて、時間を知りたい時は、スマホの画面を見れば十分でした。

 

時間ばかり気にして、1秒1秒に縛られる窮屈さが嫌いな僕には、もはや正確な時間を知れる機能すら欲しいとは思わず。

 

そんなことを考えて、こんな時計を着けてみました。

ZIIIROのEclipse Steelという時計です。

 

 

 

秒針も文字盤も無い時計だからこそ、

ぼんやりした時間を教えてくれます。

 

正確な時間でないからこそ、

ゆったりとした時間が流れる時計です。

 

とてもお気に入りです。