ご訪問ありがとうございます。
昨日、娘を車で送っていくとき
卒業式に向かう小学生を
見かけました。
みんなとても大人っぽい装いで
「素敵だね」と娘と話していて。
そんな中、娘が
「私の小学校の卒業式は
AKB48が多かったなぁ」
なんて言ったんです。
娘が卒業したころは
AKB48のような恰好を
している子が多かったんですよね。
「今の子はいいな。
色々選択肢があって。
私は乃木坂46みたいな
格好だったからな。」
と言った娘の言葉で『同調行動』
という言葉を思い出しました。
『同調行動』とは
「みんなと同じ行動をすると
安心できる」
「一人で浮くのが怖い」
といった心理から
自分の意志に反して
人と同じ行動をとること。
おそらく、娘は
“自分だけAKBの格好じゃない
みんなと同じ格好にすれば
よかったかな”
“一人だけ浮いてしまってる
ように感じて怖い”
そんな不安な
気持ちがあったのでしょう。
だから、それぞれ違う格好を
している小学生を見て
「いいな」と感じたのだと思います。
そこには
『同調行動』を意識して
怖さや不安になることは
ない状況があるように感じたから。
特に目立つことをとても嫌がる性格。
余計にみんなと違うことに
不安と怖さがあったのだろうと
想像します。
ただ、不安や怖さだけという
わけではありません。
『同調行動』は
子どもに自分らしさを教えてくれます。
ある意味、必要なこと。
小さい頃は周りを意識せず
自分のしたいように振るまって
いると思います。
でも、成長するにつれて
自分の気が向かなくても
友達の遊びにつきあう。
安心感を求めて
常にグループで行動する
そんな風になって行きます。
言い換えると、本当の自分から一時
外れることにもつながるのです。
その中で
「ここは周りと合わせておこう」
と周囲に同調する自分と
「合わせていくのが辛い」
と本来の自分の両面を行き来しながら
子どもはやがて
“自分らしさ”を見つけていきます。
同調できることと
できない(あるいはしたくない）こと
の両面を通して
「自分という人間は何が好きで
何が嫌いなのか」
知ります。
決して、悪いものではないけれど
時として
娘のように怖さや不安を感じたり
無理して合わせてストレスを
溜めてしまったり
合わせることが当たり前になって
本来の自分が
わからなくなってしまったり
自己主張をすることが
難しくなってしまったり
そんなことが起こります。
そんなときに、私たち親ができることは
なんでしょう。
それは、子どもを観察しながら
「同調行動」に子どもが
ストレスを感じている様子があれば
話を聞いてあげること。
そして、話を聞いていると
こうしたら？とアドバイスを
したくなるかも知れない。
その気持ちを横において
まずは子どもの気持ちを
肯定した上で
一緒に考えてあげられる
といいと思います。
私たちは
「ある程度周りと合わせて
仲良くやってほしい」
という気持ちと
「周囲に流されず
自分の意見をしっかり持ってほしい」
という相反する気持ちを
待っていたりしますよね。
しかし、私たちは
そのどちらにも偏らないことを
意識することが大切です。
子どもが『同調行動』に
ストレスを感じていたり
逆に飲み込まれそうに
なっていたりする。
そんなときに
バランスをてれるように
意識してあげてください。
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