17.09.23 ハセツネカップ試走 | ふむふむのブログ

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旅と山、参加したスポーツイベントなどについてだらだらと綴ります。
2013年から区切り打ちで始めた歩き遍路に関しては必ず綴るようにしています。
備忘録として、だらだら長く書いてしまうことが多いですが、お読みいただけると嬉しいです!

金曜土曜の1泊2日、予備日の日曜日で奥秩父主脈縦走(東京から長野までの80km)をひそかに計画していたが、雨と霧の予報。

初めて歩く箇所、数年振りの箇所も多く、しかもナイトでも歩こうと考えていたため、天候考慮し中止とした。

 

代わりにハセツネカップの試走をしてきました。

こちらは良く知った道なので安心。

9月3日にも試走しており、今年は2度目の試走。

大岳山から御岳山までの道を除けば人が少なく、トレーニングにもとてもいいコースです。

コース案内も兼ねてご紹介します。

写真が粗くて申し訳ありません。

 

15時20分武蔵五日市駅をスタート。

大半はナイトハイクとなります。

大会は13時スタートです。

 

ちなみに9月3日はポールを使わずに歩いた(走った)ので、今回はポールを使ってみる。

ポール有り無しでタイムに差が出るか比較します。

一流選手ならポールは不要でしょう。

自分はあると足に負担がかからず、かつ推進力も得られるので便利だと思っています。

その反面、荷物になる、ポールを付くことで逆にブレーキをかけ遅くなってしまう、頼りすぎると逆にバランスを崩す、手に持ってコケると危険等の要素もあり今年は使うか否かで迷っています。

 

スタート地点はスルーして、武蔵五日市からそのまま広徳寺方面へ向かいます。

舗装路を登っていく。

レースでは渋滞を避けるためここはハイペースになるでしょう。

 

広徳寺を左折し非舗装路に入ります。

しばらくのシングルトラックを登ると変電所に出ます。

ハセツネ30の逆の道です

 

そのまま舗装路を進みます。

謎のコアラを左手に眺めながら(笑)

今熊神社の石段を登って行きます。

因みに夜は入り口がチェーンで閉められているので、夜に走られる方は、変電所の前からトレイルに入る方がいいと思います。

そこを登れば今熊神社で繋がります(ハセツネ30の逆の道です)。

 

石段、急登を超えると今熊神社奥社に出ます。

奥社へ上がる石段の途中を左折しトレイルを進みます。

緩い登りのトレイルを進むと車道に出ます。

入山峠です。

階段を上り再びトレイルへ。

この階段、滑るので気を付けてください。

この先は、しばらく近くに車道があり、車道に降りる道がいくつかあります。

試走時は分岐を確認しながら慎重に。

何度も走っている自分もぼーっとしているとよく間違えます(笑)。

市道山方面へ進みます。

ちなみに、分岐は道標ももちろんですが、黄色で上が赤い杭がコースの目印です。

巻くのか登るのかわからいような分岐は杭を確認しながら行くといいですよ。

けっこう見えにくい所にある杭も多いですが(特に夜は見つけにくい)。

 

峰見通りはアップダウンを繰り返します。

自分は、ここがのアップダウンがきついので、よく練習で使います。

ハセツネ30でも通る道ですね。

レースは速い選手でなければ列になっていると思うので、列にならんで疲れない程度に行こうと思います。

ザレたアップダウンで慎重にいかなくてはいけない道でしたが、結構整備されて木組みの階段が作られています。

歩幅が合う合わないはあるでしょうが、安全にはなりました。

10kmポイントがあります。

ハセツネの参加費は道の整備にも使われるそうで、こうやって道が守られるのはいいことだと思います。

 

繰り返すアップダウンの後、分岐を左折します(市道山まではいきません)。

11.7km地点。

緩いアップダウンを繰り返したのち、醍醐丸への登りになります。

ここのゆるいアップダウンは比較的気持ちよく走れます。

その後、急登を何回か繰り返します。

 

日没したためヘッドランプと腹巻ランプを点けます。

 

15kmポイントがあります。

その先を、更に登っていきます。

 

醍醐丸へ到着です。

4人組が休憩していました。

この方たちも試走のようです。

昨年のレースは、ここで暗くなってきてヘッドランプを準備しました。

 

少し下ってから登りになります。

このあたりの道も一部新しく木が組まれています。

何度か九十九折の登りがあり、このあたりから疲れてきます。

 

たまにある下りは結構急で滑ります。

生藤山は巻き道がコース(のはず)です。

 

そしてこのあたりから霧が濃くなります。

連行峰から浅間峠までのエリアは夜間に4回通ったことがありますが、4回とも霧が出ました。

天気予報が晴れであっても、ここは霧が出ます。

地形的に雲がかかりやすいく、霧が出やすいようです。

ヘッドランプは乱反射してしまうので、目線より低い位置の腹に巻いたヘッドランプとハンドランプで進みます。

 

加えて、野生動物の多いエリアになります。

夜間は鹿をこれでもかというくらい目撃します

目がキラっと光ります。

猿、狸、アナグマ、ネズミ等もみかけます。

ちょっとびっくりはしますが、自分が自然の一部、一動物に過ぎないという感じがします。

 

三国峠、熊倉山とアップダウン繰り返します。

軍刀利神社のピークのすぐ先が熊倉山です。

その先は、緩い下り基調の道になります。

 

霧が晴れてきました。

腹巻ランプを消し、ヘッドランプを点けます。

レースではランプの電池交換を1回で済ませたいので、3つのランプのうち2つを状況に応じて使っていく予定です。

 

第一関門である浅間峠。

東屋があります。

当日は日没までにここまで行ければいいのですが、自分の走力では厳しいと思います。

ここからポールが可となるので、レースと同じようにここからポールを使って進みます。

 

笹尾根。

文字通り笹の尾根。

緩いアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を上げていき、三頭山まで続く道です。

非常に長い道ですが、急登、急降は少なく、走ることができます。

 

今年は登山で一度もポールを使っていないので、うまくポールが扱えません・・・。

やたら手に力を入れてしまったり、付く位置がうまくいかなかったり。

それでも足への負担は少なくなります。

 

鹿が道を横切り、鳴き声を上げます。

「変な奴がいるぞ!」

と仲間に知らせているようです。

その鹿を見送ると、もう一匹獣が。

アナグマだ。

以前も見たことがあるが、すぐに逃げてしまった。

今回は、じっとしている。

 

長い長い笹尾根を進みます。

昨年のレースは最後尾付近からスタートしたため、ここもまだ行列でした。

ここで多少走れると、ゴールタイムが結構違いそうだな。

ま、その分後半バテるだろうが。

 

日原峠、24.7km地点。

25kmポイント

丸山は巻きます。

日中は、ところどころ木の切れ間から富士山が見えます。

今は闇なので見えませんが、眼下に雲海が広がっているのが分かります。

 

笹尾根は続きます。

30kmポイント。

槙寄山への登りから急になってきます。

槙寄山を越え、少し下ると三頭山への登りになります。

コースの最高地点である三頭山への登り。

30km以上歩いて(走って)きてこの登りキツイです。

 

坂、そして石で組まれた1段の大きい急な階段を登って行きます。

息が切れ、足がパンパンになってくる。

ポールをフル活用します。

アキノギンリョウソウ。

 

 

35kmポイント。

更に登るとピークらしきところへ着きますが、まだ山頂ではありません。

そこから下ると避難小屋。

更に少し下り、再び登り返し。

木組みの階段、石組の階段をひたすら登る。

そしてようやく三頭山山頂(1527m)。

日中はここからも富士山が良く見えます。

 

ここからは一気に下ります。

急な降りなので、膝にきます。

ひたすら下り続けます。

遊歩道が入り組んでおり分岐がいくつかあります。

鞘口峠方面へ進みます。

下り切った所が鞘口峠。

 

ここからコースを外れて、水の調達へ行きます。

森林の館(都民の森駐車場)方向へ下ります。

少し下ると水場があります。

水がちょろちょろ流れている音がするので分かります。

水はここで調達するとし、更に甘ったるい飲み物が飲みたいので都民の森駐車場まで下ります。

鞘口峠から10分くらいかな。

自販機で飲み物を買って飲み、照度が下がってきたのでランプの電池交換。

 

下ってきた道を登り、鞘口峠まで戻ります。

風張峠方向へ進みます。

ここからまた一気に登ります。

そしてまた下っていきます。

風張峠を過ぎると40kmポイント。

車道に出ます。

車道を少し進み、ガードレールの内側に入ります。

すぐにトレイルの入口がありトレイルに入ります。

道標も杭もあるので気づけます。

その後もう一度、車道に出ます。

二度目はそのままガードレールの内側を進み、すぐに再びトレイルに入ります。

トレイルを少々進みます。

途中、右への分岐が見落としやすいので気を付けてください。

月夜見山という表示だけあります。

右折して少し登ったところに杭があります。

 

月夜見山。

ここからは下ります。

そして三度、車道に出ます。

右折し車道に沿って行くと月夜見第二駐車場、第二関門、給水所のある所です。

ちなみにこの車道(奥多摩周遊道路)は夜間通行止めなので、車は来ないので安心です。

日中は結構車とバイクと自転車が多いです。

 

駐車場の奥がトレイル入口になっています。

少し下りその後はアップダウンの少ない道になります。

が、濃霧。

走れる道なのですが、足元しか見れません。

知っている道とは言え、足元しか見えないのは不安です。

巻き道などの分岐ですらわからない位の濃霧。

真っ直ぐな道なのでまっすぐ行けば大丈夫のはず。

木の根っこを踏んで尻餅。

視界が無いとこういったことが起こる。

 

小河内峠まできてようやく霧が薄くなる。

ここからは登り。

御前山と大岳山、あと二つ大きな登りがある。

結構な登りが続き、フラットになり一息。

45kmポイントを過ぎ、その後再び急登。

惣岳山。

更に岩ごろつく道を登り、御前山。

一気に下っていきます。

かなり急です。

しばらく下り、少し登り返したところが鞘口山。

 

そこから更に下っていくと舗装路に出ます。

大ダワ、49.7km地点です。

トイレがあります。

 

ここからは緩い登りが続きます。

走れる斜度ですが、疲れてきて走れません。

 

そして最後の大きな登り、大岳山の登りとなります。

最後は岩が多くなり、手を使って登る必要があります。

ポールを使う方はしまった方がいいと思います。

登り切ると大岳山です。

山頂が広く、日中は展望がよく、御岳山から縦走するハイカーが多い山です。

 

ここからは下りが多くなります。

岩場の下りがしばらく続きます。

岩は濡れていることが多い印象です。

足場が悪く、急な岩場の下り。

大岳神社を過ぎ更に下ります。

 

鎖が張ってある場所も何か所かあります。

このあたりは疲労もピークになるので、転倒しないようい慎重に。

 

急な降りが終わるあたりが55kmポイント。

小屋のようなものがあります。

 

ここからは緩い下りがメイン。

危険個所が少なくなるので、余力のある選手は気持ちよく飛ばせます。

 

御岳山手前は若干の登りです。

そして長尾平。

第三関門。

長谷川恒夫の石碑があります。

 

日の出山で日の出を迎えたかったのですが、明るくなってきたので、ちょっと寄り道。

長尾平の展望台まで足を伸ばします。

雲がかかっておりご来光は拝めなそう。

 

コースに戻ります。

間もなく、武蔵御岳神社の参道(石段)と合流しそこを下ります。

天空の商店街と言われる参道の商店街を抜け、日の出山方面へ下っていきます。

 

杉並木のアップダウンの少ない道続きます。

日の出山手前から、木組み階段の登り、そいて石段の登りがあります。

これが最後の登りです。

 

山頂の開けた日の出山です。

東京の街が見渡せます。

夜は夜景が綺麗です。

当日は夜景が綺麗なうちに(明るくなる前に)ここを過ぎたいです。

 

日の出山から11kmでゴールだったと記憶しております。

急な石段を下り、木組みの階段をだらだら下ります。

 

その先、つるつる温泉方面には行かず、右折します。

金毘羅尾根を進みます。

10km程度の緩い下りの尾根道です。

ここも走れる道です。

金毘羅尾根を走れる余力を残しておけるといいのですが、当日はどうなることやら。

たまにある小さな登りがキツイですが、ポールを使い何とか走れています。

ようやくようやくポールの使い方に慣れてきた感じ。

 

空は明るくなてきた。

と思ったら、雨がパラパラ。

あと少しなのでそのまま進みます。

65kmポイント

金毘羅神社の手前を左折し、そこから一気に下ります。

疲れた足に最後の下り。

舗装された道を一気に下ります。

膝はガクガク、最後の試練。

 

住宅地に降りてきます。

彼岸花が綺麗。

その少し先がゴールの五日市会館です。

会館は素通りし、駅前の駐車場までもう一頑張り走ります。

 

16時間40分かかりました。

因みにポール無しの9月3日の試走は17時間20分でした。

9月3日は勤務後の夜から走り始めたのでコンディション的には今回の方が良い。

しかし、夜間走の時間は今回の方が長く、しかも霧は今回の方が深かった。

それらで相殺と考えるととやはりポールは使った方がいいかなという結論。

当日は昨年同様ポールを使って走ります、気が変わらなければ・・・。

 

参加される皆さま、山やの大運動会を安全に楽しみましょう!

 

 

~~参考までに、今回の摂取したもの~~

水分摂取量は3250mlでした

ジェル等12本

ドライマンゴー100g

チョコレートバー2本

塩熱サプリ数錠

若干エネルギー切れになりました。