小学校教師の小林は、夫の佐伯剛雄に殺された伽椰子と息子の俊雄の幽霊に殺されます。伽椰子は小林と同じ大学の出身であり、小林に執着していました。それに気付いた剛雄は、俊雄が小林と伽椰子の息子だと思い込み、小林の妻と赤ん坊も殺してしまいました。

響子は、霊感のある女性で、不動産屋に勤める兄の鈴木達也に頼まれて曰くつきの家の様子を見に行きます。しかし、自分の手に負えないと直感した響子は、家を売る際には清酒を飲ませ、味が変だと言った客には売らないように助言し、逃げ帰ります。

家が売れたことを知らされた響子は、その家で起こった事件について調べます。その後、兄の息子である信之の様子を見るため、離婚して父子家庭になった団地の一室を訪れます。その部屋は以前、小林の家族が住んでいた場所であり、小林の妻と赤ん坊が佐伯剛雄によって殺された現場でもありました。

異変を感じ取った響子は信之を連れて逃げ出そうとしますが、2人は剛雄が小林の妻を殺す幻覚を見てしまい、響子は気を失います。

実家に戻った響子は様子が変わり、信之もふさぎ込むようになります。達也は問題の家を購入した北田夫婦の元へ向かいますが、伽椰子に取り憑かれた妻が夫を殺害し、俊雄の霊と共に達也に襲い掛かります。その一方で、達也と響子の両親も命を落としていました。響子は人形を抱いたまま気が触れたように動き、信之だけが生き残ります。

村上家の事件を追っていた吉川刑事が突然退職し、刑事の神尾と飯塚が様子を見に行くと、吉川は気が触れていました。神尾刑事は、佐伯家と小林夫婦の住んでいた部屋に関わった人物が信之を残して全員死亡、もしくは失踪していると飯塚刑事に語り、事件から手を引く決意を固めますが、その直後に伽椰子に襲われます。吉川とその妻も伽椰子に襲われてしまいます。

祖父母を亡くし、父が失踪したため親戚の家に預けられている信之は、学校で窓の外を見ていると伽椰子が現れます。信之は逃げ出しますが、追い詰められてしまいます。窓の外には大勢の伽椰子が現れていました。

入居者募集中の空き家に忍び込んだ沙織といづみは、その場所が呪われた家であることには気付いていませんでした。