### 大学生グループのキャンプ

大学生8名のグループがバンで山へキャンプに出かけました。カップルの優希となごみ、孝則とうららの4人は楽しそうに過ごしていましたが、兄妹の睦夫と真琴、健人と啓作の4人は比較的真面目で口数も少なかったです。

### 車のパンクと龍切村への立ち寄り

バーベキューを楽しんだ帰り道、車がパンクしてしまい、一行は近くの龍切(たつきり)村に立ち寄ります。そこで新次郎という男と出会い、パンクの話をすると、新次郎は皆を自分の家に招待しました。

### 新次郎の家での歓迎

新次郎の家には、ちよ・莉子・奈穂美という3人の若い女性がいて、一行を歓迎し、鍋を作ってもてなしてくれます。一行は快適な宿で過ごすつもりでしたが、半ば押し切られる形で一泊することにしました。

### 衝撃の包丁事件と捕縛

翌朝、一行が朝食を食べていると、ちよが孝則の背中に包丁を突き立てます。驚く一行の前に、新次郎を始めとした村人たちが現れ、「これは村の決まりだから」と言いながら、皆に猟銃を突きつけます。

### 村の儀式と反撃の開始

真琴は小太郎という村の青年に連れ去られ、残りのメンバーは神社の前に連行されます。そこに神主のような村長が現れ、新次郎と共に殺された孝則の肉をその場で焼き、神社の神に捧げます。「次はお前の番だ」と猟銃を突きつけられたなごみは、逆に銃を奪い、皆と一緒にその場を逃げます。

### 逃走と捕獲

途中で睦夫と健人が銃で撃たれて捕まりますが、残りのメンバーは逃げ続けます。しかし、村人たちに追いつかれ、次々と命を落としていきます。

### 健人と睦夫の反撃

若者たちは全員村人たちの犠牲になるかと思われましたが、実は撃たれた健人と睦夫が起き上がり、新次郎を殺して反撃を開始します。2人はあらかじめ防弾チョッキを着込んでおり、撃たれてケガをしたふりをしていただけでした。

### 復讐の動機と決戦

健人は以前、この村の儀式によって祖母を殺されており、睦夫たちと共に復讐に来ていたのです。連れ去られていた真琴も小太郎を殴り倒して戻り、啓作と共に加わった4人が奪った銃で村人たちを血祭りに上げていきます。

### 村人との戦いと対決

村長と村を仕切る田村は、村に残っていた名簿から健人が祖母の復讐に来たことを悟ります。その際、健人から無線で連絡が入り、健人は村人を皆殺しにすると宣言します。村長は引き下がるつもりはなく、「ならば戦争じゃ!」と応じます。

### 戦いの準備と対決

健人たちはこの日のために格闘技を習得し、村の情報を集めていました。睦夫は拳法の使い手であるちよと、日本刀を使う田村が要注意人物だと皆に伝えます。翌日、健人たちと村人たちの本格的な戦いが始まりますが、村人たちは周到に準備してきた健人たちの敵ではありませんでした。

### 真琴と奈穂美の連携

真琴とちよ、健人・啓作と田村との対決が始まります。真琴はナイフを使うちよに劣勢に追い込まれますが、そこに奈穂美が現れ、ちよに戦いを挑みます。奈穂美は睦夫と真琴の妹で、あらかじめ村に潜入していたのです。真琴と奈穂美のコンビにちよは打ち倒され、そこに現れた睦夫がちよにとどめの銃弾を撃ち込みます。

### 終局の戦いと謎の男

健人と啓作は田村との戦いで苦戦していましたが、交互に戦ううちに田村も疲労が見え始めます。そこに睦夫が現れ、田村にとどめを刺します。

倒された小太郎は、神社に捕らわれていた謎の男を解き放ちます。この体格のいい謎の男は、小太郎を捕えてその肉に噛りつき、健人たちに襲いかかります。謎の男は小さい頃に龍切村に拉致され、神社の奥で監禁されていた間に村人たちの肉を食べて生き延びていたのです。

### 復讐の達成とその後

健人たちは村長を手りゅう弾で始末し、復讐を遂げたつもりでしたが、突如現れた凶暴な謎の男に苦戦します。しかし、奈穂美を加えた5人で謎の男を打ち倒します。

壮絶な復讐を終えた健人たちは村を後にし、居酒屋で打ち上げを始めます。健人は睦夫たちと別れた後、格闘技の腕を生かして様々なトラブルを解決する便利屋を始めます。睦夫が久々に健人に連絡を取ると、健人は龍切村にいた謎の男と一緒におり、謎の男を便利屋の助手として使うことにしたと告げます。