寺坂利太との幼馴染

高校生の松崎はとり(桐谷美玲)は、小学生の頃からの幼馴染である寺坂利太(山崎賢人)に10年間も想いを寄せ続けています。しかし、はとりはその気持ちを表に出すことはなく、自分は恋愛物語のヒロインであり、利太から告白されると信じていました。

利太と安達未帆の出会い

ある日、学食で不良に絡まれていた同級生の安達未帆(我妻三輪子)を利太が助ける場面を見たはとりは、改めて利太に惚れ直します。未帆は感謝の気持ちを伝え、優しい利太に「自分と関わっていると迷惑になる」と言いますが、利太は「周りの目など気にすることはない」と答えます。その様子を見ていたはとりの親友・中島杏子(福田彩乃)は、利太と未帆がいい感じだとはとりに伝えますが、はとりは未帆が利太の興味を引くわけがないと考えていました。

利太と未帆の交際

しかし、未帆が利太に告白し、二人は付き合うことになります。これを知ったはとりは、利太がいじめられている未帆を放っておけず、告白を断れなかったのだと推測します。

ショックを受けるはとり

帰り道で利太が不良に絡まれて殴られそうになると、未帆が助けに来ます。不良を撃退した未帆と並んで帰る利太を見て、はとりは自分がヒロイン失格だとショックを受けます。

ヒロインの座を奪われたはとり

はとりは学校で利太と未帆が一緒にいるのを見て動揺します。自分がヒロインだと思っていたはとりは、未帆にヒロインの座を奪われ、立ち直れません。未帆が正々堂々と利太に告白し、それを受け入れた利太を見て、はとりも正々堂々と告白すべきだったと親友の杏子から指摘されます。

ヒロイン奪還作戦

ヒロインの座を取り戻そうと決意したはとりは、利太との絆の深さを未帆に見せつけようとします。幼い頃からの関係やお互いのことを知っていることをアピールしますが、未帆には全く効果がありません。

トイレでの悪口と未帆の反応

悔しさから、はとりはトイレで同級生と未帆の悪口を言ってしまいますが、その会話を未帆に聞かれてしまいます。焦るはとりに対して未帆は「気にしないから」と言い、その態度に余計に腹を立てるはとり。さらに、利太と杏子が仲良く手をつないでいるのを見て、その場を走って逃げ出します。

弘光廣祐との出会い

落ち込むはとりに、プレイボーイの同級生、弘光廣祐(坂口健太郎)が近づいてきます。弘光から告白され、急にキスをされるはとり。最初はからかわれていると思っていましたが、弘光は本気のようです。キスのことを利太に内緒にしてほしいと頼むはとりに対し、弘光は口止めとしてボーリングのダブルデートを提案します。

ダブルデートと利太の嫉妬

利太と未帆、弘光とはとりでボーリングのダブルデートが実現します。弘光がはとりにちょっかいを出す様子を見て、利太は嫉妬します。利太の嫉妬を感じた弘光はさらに積極的にはとりにアプローチします。

利太との対話

夜、はとりは利太に未帆のどこが好きなのか尋ねます。利太は「未帆には自分にはないものがたくさんある」と答え、はとりは泣きながら帰ります。

未帆の頼みと杏子のアドバイス

次の日、はとりは未帆から呼び出され、夏休みに海外に行く間、利太を一人にしないでほしいとお願いされます。はとりは利太を取り返すチャンスだと考えますが、杏子からはあえて距離を置いたほうが利太から連絡が来るとアドバイスされ、夏休みの間、利太と連絡を取らずに過ごします。

利太との連絡

一人が嫌いな利太から寂しがって連絡が来ることを待つはとりですが、全く連絡が来ません。我慢できなくなったはとりは、利太に連絡して花火大会に誘います。お祭りの日、浴衣を着た利太にテンションが上がるはとり。久しぶりの再会に興奮するはとりですが、そこへ突然弘光が現れます。

弘光と利太の対立

利太は弘光にはとりに近づくなと警告しますが、逆に弘光から「お前が言える立場ではない」となじられます。幼い頃に母親に捨てられた利太は自分に自信がなく、空っぽな人間だと思っています。

利太への告白の機会

はとりは利太を一人にしたことを謝り、彼に一生ついていくと宣言します。その瞬間、利太ははとりに突然キスをします。これはチャンスと、はとりは利太に告白させようとしますが、そこへ未帆が海外から帰ってきて、せっかくのムードが台無しになります。怒り心頭のはとりに対して、利太は未帆ときちんと別れると約束します。

未帆との別れ話

次の日、利太は未帆に別れ話を切り出そうとしますが、未帆は話を聞いてくれません。祭りの日に利太がはとりにキスしたと聞いた未帆は急に倒れ、病気だと嘘をついて利太を繋ぎ留めます。利太は未帆を放っておけず、はとりとの交際を断ります。

はとりと弘光の交際

どん底に落ち込んだはとりに、弘光が優しく接し、二人の交際が始まります。修学旅行でスキーに来ているはとりは、弘光との時間を幸せに過ごし、恋人気分を楽しみます。しかし、はとりはやはり利太を忘れられません。

利太と未帆の告白

利太もはとりへの気持ちを隠しきれず、未帆も利太を騙していることに良心の呵責を感じ、病気が嘘だと打ち明けます。はとりと利太はお互いへの気持ちに気付きます。

結末

利太ははとりに好きだと告白し、はとりはヒロインの座に返り咲くことができました。