映画「ノック 終末の訪問者」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

決断してもらわないと

エリックとアンドリューというゲイの両親と、その養子であるウェンは、幸せな日々を過ごしていました。

彼らは休暇を利用して森の中のロッジに滞在していました。

ある日、ウェンが外でバッタを採集していると、大きな黒人男性が近づいてきました。

彼はレナードと名乗り、友だちになろうと話しかけますが、ウェンは警戒心を持ちます。

しばらくして、武器のようなものを持った男女3人が現れます。

レナードは「君やパパたちに決断してもらわないといけない」と言います。

ウェンは急いでロッジに戻り、エリックとアンドリューに危険を知らせます。

 

ビジター

彼らは最初、来訪者を無視しますが、ドアをノックされると警戒します。

電話線は切られ、携帯も圏外のため、彼らは窓の鍵を閉め、ドアの前に障害物を置きますが、4人は侵入してきます。

エリックは黒人女性に殴られ倒れますが、彼女は看護師だと言って傷の手当てをします。

アンドリューはレナードに抱えられたウェンを見て反撃をやめ、エリックとアンドリューは後ろ手に縛られイスに座らせられます。

レナードはガラスを片付け、他の訪問者たちは各々の役割を果たします。

 

世界を救う

リーダー格のレナードは、ゲイだから襲ったのではないかというアンドリューの問いに「偏見はない。ここに来るまで知らなかった」と答えます。

そして、彼らが何者で、なぜここに来たのかを語り始めます。

レナードは小学校教師でバスケットボールのコーチ、サブリナは5年間手術看護師として働いており、金髪の男はガス会社の技術者レドモンド、エイドリアンは子持ちのメキシコレストランの従業員です。

彼らはそれぞれ啓示を受け、終末のビジョンを見たと言います。

そして、世界を救うためには家族の中から一人が自ら犠牲になる必要があると告げます。

 

強烈な光

アンドリューはこの話を信じられず、レナードは冷静に「我々の使命は終末を止めること」と言います。

レドモンドは「信じていない」と怒りをあらわにします。

レドモンドは前に進み出てひざまずき、他の3人は武器を持ち直立します。

レドモンドが頭に白い布を被ると、強烈な光が差し込みます。

その後、レドモンドの頭部に武器が振り下ろされ、彼の布は真っ赤に染まります。

彼の死体を外に運び、床についた血のあとを掃除します。

 

世界中の人々が死ぬ

レナードがテレビをつけると、特別番組が始まり、地震による津波がシアトルやポートランドを襲う映像が流れます。

その後、さらに巨大な津波が発生します。

アンドリューはウェンを自室へ行かせ、レナードは「世界中の人々が死ぬ」と説得します。

ウェンたち3人はロッジに来る前に車の中で「ブギー・シューズ」を歌っていました。

ここに着いた後、湖に飛び込み楽しんでいました。

 

信じてない

エリックはサブリナから傷の手当てを受け、「同じ側にいる」と説得されますが、エリックは拒否します。

戻ってきたエリックはアンドリューに心配されますが、「信じてない!」と言います。

ウェンはこっそりロッジを抜け出しますが、レナードに見つかり戻されます。

アンドリューはレドモンドが以前バーで自分を襲ったオバノンだと確信し、彼の身分証を確認するよう求めますが、レナードは拒否します。

 

アニメが見たい

翌朝、ウェンはエイドリアンの作った朝食を食べ、エリックにナイフをこっそり渡します。

アンドリューはロープを緩めようと試み、エイドリアンは泣きながら「終末を止めなければ息子が死んでしまう」と懇願しますが、彼女も殺されてしまいます。

レナードはエイドリアンの死体を運び、テレビをつけます。

ニュースでは世界中で猛威を振るうX9ウィルスが話題になっており、アンドリューは懐疑的です。

ウェンが「アニメが見たい」と騒ぎ、レナードを気を引かせます。

その隙にエリックはロープを切り、アンドリューは車に向かいます。

 

偶然の

タイヤはパンクさせられていましたが、エリックが内緒で買った銃を取り出そうとします。

追ってきたサブリナに足を殴られますが、アンドリューは車に入ると銃を取るために奮闘します。

サブリナを撃退し、ロッジに戻ると、エリックはレナードと格闘中でした。

アンドリューが助けに入ると、サブリナが戻ってきますが、アンドリューは彼女を撃ちます。

レナードはサブリナの死体を外に運び出し、アンドリューはレドモンドの身分証を確認し、彼がオバノンであることを確信します。

テレビには航空機が墜落する映像が流れ、レナードはアナウンサーのセリフを先に話します。

アンドリューはテレビ画面を割り、「これが偶然だというのか?」と問いかけます。

 

黙示録の四騎士

エリックはレナードたちの話を真剣に考え始め、レナードの最期の話に耳を傾けます。

レナードは、自分が死んだ後数分間しかチャンスがないと言い、どちらかが犠牲になるしかないと言います。

そして自ら首を切って絶命します。

雷鳴が轟き、エリックは「4人の訪問者は黙示録の四騎士のようだ」と言い、自分が犠牲になると言います。

アンドリューは狼狽し、自分が犠牲になると言いますが、エリックは未来のビジョンを見てアンドリューを説得します。

そして森の中に銃声が響き渡ります。

アンドリューはウェンを迎えに行き、彼女は「エリックパパは世界を救った?」と尋ねます。

アンドリューは涙を流し、ふたりは森を歩きレナードたちの車を見つけます。