映画「宇宙人のあいつ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

土星人

高知県の海沿いで焼肉店を営む真田兄妹は、早くに両親を亡くし、長男の夢二が親代わりとして兄妹たちを育ててきました。

次男の日出男、三男の詩文、長女の想乃の4人兄妹は、毎朝の朝食時に大事なことを話し合う「真田サミット」を開催していました。

ある日、夢二が突拍子もないことを告げます。

実は日出男が土星人であり、「家族とは何か」を知るために兄妹たちの記憶を改ざんして家族として暮らしてきたというのです。

その期限があと少しで終わることを告白しました。

 

妊娠5ヶ月

日出男の特技が次々と明らかになります。

写真には写らない、首を回して振り向くことができない、記憶を改ざんできる、透明になれる、Wi-Fiを繋げられる、ウナギと会話ができるなど、土星人としての能力が示されました。

日出男は、家族が元気がないことを数値化して知ることができる能力を持ち、その能力を使って兄妹たちの悩みを解決しようとします。

詩文は、学生時代の同級生宍戸からの嫌がらせに悩んでおり、真田サミットで相談します。

日出男が能力を使い、宍戸をギャフンと言わせ、詩文と宍戸は和解し友達になります。

 

決闘

また、想乃が突然妊娠5ヶ月だと告げます。

父親である神内とは既に別れており、一人で子供を育てることを決意していると話します。

夢二たちは驚きながらも受け入れますが、無責任な行動をした神内を許せない夢二は、日出男に手助けをしないように釘を刺し、神内に決闘を申し込みます。

ボクシング経験者の神内に一方的にやられる夢二でしたが、日出男の能力のおかげで神内をノックアウトします。

日出男は神内の記憶を消し、SNSを二度と使えないようにしました。

日出男は想乃に対してもっと酷いことをするか尋ねますが、想乃は神内の記憶を消すだけで良いと言います。

 

230年の刑務所暮らし

日出男は想乃の同僚の中野親子と仲良くなったり、ビッグマミィと名付けたウナギと交流を深めたりしながら思い出を作りますが、どうしても皆に言えないことがありました。

真田サミットでその秘密を告げます。

日出男は土星に帰る際に一人の家族を連れて行かねばならず、一度連れて行くと二度と地球に帰れないと言います。

もし連れて行かないと、日出男は230年の刑務所暮らしを強いられるというのです。

 

また会える

夢二たちは戸惑いますが、公平にくじを引いた結果、夢二が土星に行くことになります。

しかし、これは夢二が日出男に頼み、能力で夢二に当たるように仕組んだものでした。

出発の日、家族で焼肉を楽しんだ後、夢二は宇宙船に乗り込み空へ舞い上がります。

しかし、家族と離れる痛みを知った日出男は、途中で夢二を突き落とし、「また会える」と言い残して一人で土星に帰りました。