映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

友のため

探偵である「俺」の友人、マサコが全国のマジック大会で優勝後、死体として発見される。

マサコはオカマバーで働きながらも、手品の才能で有名になり始めた矢先のことだった。

捜査は手掛かりが乏しく難航し、警察も進展を見せない。

探偵の「俺」も事件から距離を置き、自堕落な生活を送っていたが、マサコの友人に叱責され、友のため再び捜査に乗り出すことを決意する。

 

探偵は危険に

その時、マサコの事件に大物政治家が絡んでいる情報を掴む。

政治家は橡脇という男で、反原発運動を掲げる代議士であり、全国的に知名度を高めていた。

彼とマサコには接点があり、バイセクシャルの噂もあった。

探偵の「俺」は学生の客引きから得た目撃情報を基に橡脇を調査し始めるが、彼の周囲は警戒し、探偵は危険にさらされることになる。

 

橡脇に会いに行く

一方、新進気鋭のヴァイオリニスト、河島弓子が「俺」の元を訪れる。

彼女はマサコのファンであり、彼の死を知り捜査に参加したいと言う。

弓子にはマサコとの交流があり、彼女の音楽活動を支えてきた重要な存在だった。

探偵は彼女を危険な捜査に巻き込むことを躊躇するが、弓子の決意を受け入れ、共に事件解決を目指すことになる。

探偵と弓子は橡脇が進める反原発運動の支持者から妨害を受ける。

街の人々も圧力に屈し、協力を拒むようになる。

行き詰まった探偵は決断し、直接橡脇に会いに行く。

 

マサコの無念

彼はマサコを大切に思っていたが、現在の政治情勢ではスキャンダルになると述べる。

探偵は彼の本心と政治活動の矛盾を理解し、彼を犯人とは考えない。

その頃、探偵の相棒である高田は、学生と話しているうちに目撃情報に矛盾があることに気付く。

学生は最終的に自らの犯行を認め、マサコの成功に嫉妬して殺害したことを告白する。

探偵はマサコの無念を思い涙する。

 

最終的

弓子は橡脇を疑わず信じていたが、その後で真実を知る。

マサコは彼女の実の兄であり、彼女の音楽活動を支えるために多大な努力をしていた。

橡脇の行動に憤りを感じた弓子は、ナイフを手に彼の演説会場に向かうが、探偵によって阻止される。

数年後、弓子のコンサートで、探偵は彼女の演奏を聴きながら、マサコを偲ぶ。