映画「64-ロクヨン-後編」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

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ロクヨン

昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件、「ロクヨン」。

漬物屋を営む雨宮芳男の一人娘、祥子が誘拐され、身代金を要求されながらも事件は解決せずに時間だけが過ぎました。

事件から14年後、かつて「ロクヨン」事件に携わった刑事・三上義信は現在、県警広報官として活動しています。

記者クラブとの関係やキャリア上の問題に直面しながらも、新たな挑戦に向かう日々を送っています。

その中で「ロクヨン」模倣事件が発生し、県警の再び波乱の日々が始まるのでした。

 

情報の遮断

東京からの記者たちとの関係修復に努める三上ですが、刑事部は情報を秘匿し、捜査の進行を制限します。

三上は記者クラブとの約束を守るためにも、事件の実名報道を主張しますが、捜査本部の御倉に阻まれてしまいます。

情報を手に入れるために捜査本部近くのトイレに隠れる三上。

そこで捜査一課長の松岡から被害者の名前を聞き出し、記者会見に臨むものの、落合という広報官からの不手際により、失神してしまいます。

一方、県警記者クラブの秋川も事件の核心に迫る質問をしますが、情報の遮断により正確な情報を伝えることができず、混乱が広がっていきます。

 

亡き娘への思い

雨宮は失踪した娘の手がかりを求め、三上に接触します。

模倣事件の影響で雨宮宅の警察視察が取りやめになったため、三上は深夜に訪れ、誤解を解いています。

雨宮は事件当時の思い出を語り、失った娘への思いを語ります。

その後、雨宮は幼い少女と出会い、亡き娘への思いを次世代に託すことになります。

 

 

身代金

スポーツ用品店の店主・目崎正人の長女が誘拐され、身代金が要求されます。

目崎は犯人の指示に従い、車を飛ばし逃走しますが、警察の捜査車両に追いつかれます。

情報の遮断や犯人の挑発により、混乱が広がります。

 

犯人の正体

犯人のヘリウムガスが切れ、肉声が分析されたことで、元警察官の幸田一樹であることが判明します。

幸田は「ロクヨン」事件の糸口をつかめずに悔しさを抱えており、事件の模倣を企てていたことが明らかになります。

身代金の行方も解明され、混乱した事件は幕を閉じます。

 

結末

幸田は家族と共に警察に出頭し、新たなステージに向かいます。

記者の秋川は事件を報じ、三上との対立も克服します。

三上は新たな事件に対応し、記者クラブとの関係が修復される瞬間を迎えます。

そして、小正月のどんと焼きにて、雨宮が亡き娘への思いを捧げ、事件の終結を迎えるのでした。