映画「パルス」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
起こり
大学で心理学を専攻している女子大生のマティは、恋人のジョシュと別れたばかりで寂しい日々を送っていました。
パソコンやネットに詳しいジョシュとは別れた後も連絡が取れずにいましたが、ある日、ジョシュからの留守電に気付きます。
彼のアパートを訪れると、部屋は荒れ果て、冷蔵庫の中の食べ物も腐っていました。
誰もいないと思ったマティでしたが、部屋の奥から突然ジョシュが現れます。
心ここにあらずといった状態のジョシュは、首筋に黒いアザがありました。
そのまま別の部屋に入ると、そこで首を吊って自殺してしまいます。
動画データ
恋人の死にショックを受けたマティを、大学の友人たちが慰めます。
次の日、マティが友人とパソコンのチャットで会話をしていると、「助けてくれ」というジョシュからのメッセージが入ります。
死人がチャットに参加するはずがないと考えたマティは、ジョシュの部屋に行ってみます。
しかし、その後友人も連絡が途絶えてしまいます。
マティが再びジョシュの部屋を訪れると、管理人が部屋を片付けており、パソコンをデクスターという男に売ったことを知ります。
マティはデクスターを訪ねますが、彼はパソコンを放置していたので、いたずらだと考えます。
しかし、デクスターがパソコンを起動すると、ジョシュが残した動画データを発見します。
デクスターは、ジョシュがジーグラーというハッカーと連絡を取ろうとしていたことをマティに説明します。
何か
ジョシュはジーグラーのデータをハッキングし、「何か」を解放してしまったと動画で語っていました。
パソコンの画面には固定カメラで撮影された人物たちが映っており、その人物たちがマティたちを見つめていました。
やがてマティの友人たちは次々と様子がおかしくなり、ルームメイトのイジーも「何か」に襲われます。
マティがアパートに戻ると、イジーは不気味な黒いアザに覆われており、「ごめん」と謝った後に塵のように消えてしまいます。
ジョシュが解放した「何か」はネット回線を通じて拡散し、パソコンを操作した者に影響を与えて死に至らしめていました。
緊急事態
その拡散は瞬く間に広がり、緊急事態が宣言されます。
マティはジョシュが言っていたジーグラーが「何か」のことを知っていると考え、デクスターと共にジーグラーのアパートへ向かいます。
町はゴーストタウンのように荒れ果てていました。
デクスターはジーグラーを問い詰め、未知の周波数にアクセスした結果、闇の存在と繋がってしまったことを聞き出します。
ジョシュのパソコンに貼られていたUSB端末には「何か」を封印するウイルスが仕込まれていました。
デクスターはコンピューター研究所のサーバーへ向かい、ウイルスをアップデートしますが、システムは一瞬シャットダウンするも再起動し、周囲に幽体が浮かび上がります。
マティとデクスターは電波の圏外まで逃げ延びます。
そして、生き残った人々は、邪悪な「何か」に支配された情報化社会を捨て、新しい生活を始める決意をするのでした。