映画「ゴールデンボーイ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

ユダヤ人大虐殺

ロサンゼルス郊外に住む高校生、トッド・ボーデンはスポーツ万能で学業成績も優秀、周囲からの評判も高かった。

ある日、学校の授業で第二次世界大戦中にナチスドイツが行ったユダヤ人大虐殺“ホロコースト”を知り、以来、戦争関連の本や強制収容所に関する書物に興味を持つようになる。

ある日、トッドはバスの中で見覚えのある老人を見かけ、その老人の後をつけて自宅を突き止める。

老人はアーサー・デンカーと名乗るが、トッドは彼が元アウシュビッツ強制収容所の副所長で、逃亡中のナチス戦犯クルト・ドゥサンダーではないかと疑う。

 

暴力

トッドはデンカーの家を訪れ、彼がドゥサンダーであることを暴露し、秘密を守る代わりにナチス時代の残虐行為をすべて話すように要求する。

最初は拒んでいたデンカーも、トッドの熱意に押されて少しずつ話し始める。

トッドは毎日のようにデンカーを訪れ、ナチス高官のコスプレをさせながら話を聞き、次第に“暴力”の衝動に魅了されていく。

トッドはデンカーの話に夢中になるあまり成績が低下し、指導カウンセラーのエド・フレンチ

に呼び出される。

 

入院

デンカーはトッドの祖父と偽って同伴し、学期末試験でオールAを取れば問題は解決すると約束する。

トッドはデンカーの助けを借りて猛勉強し、見事オールAを取得する。

しかし、デンカーは自宅に忍び込んだ浮浪者アーチーを殺そうとするが、心臓発作を起こして倒れ、駆けつけたトッドにとどめを刺させる。

デンカーは入院し、トッドは彼と別れることになる。

デンカーの隣の病室に偶然アウシュビッツの生き残りが入院しており、彼の正体を見破り告発する。

 

自決

デンカーの元にはイスラエル当局やFBIの捜査官が訪れ、体調が回復次第裁判にかけると告げる。

その頃、トッドは首席で高校を卒業するが、卒業式の席でエドがデンカーの正体に気付き、トッドは捜査官から事情聴取を受ける。

トッドはその場をやり過ごすが、エドが真相を突き止めようと訪ねてくる。

トッドはエドが離婚していることを逆手に取り、エドが同性愛者であり成績操作の見返りに生徒に性的関係を強要したと脅して追求を逃れる。

その頃、デンカーは病院で自決する。