映画「シークレット・ウインドウ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

盗撮疑惑

モート・レイニーは有名な作家ですが、妻のエイミーと別居中で、離婚協議の真っ只中にあります。

プライベートの問題が原因で、作家としての活動もスランプに陥っていました。

そんなある日、ジョン・シューターと名乗る謎の男が現れ、モートの小説が自分の作品を盗作したものだと主張します。

モートは身に覚えのない盗作疑惑に困惑します。

シューターが自分の作品だと言い置いていった「シークレットウィンドウ」という小説は、かつてモートが書いた短編小説でした。

しかし、シューターが持ってきたバージョンとモートが書いたものではラストが異なっていました。

 

妄想

シューターのバージョンでは、主人公が妻を殺して庭に埋めるという結末になっていたのです。

モートは知り合いの探偵にシューターの素性を調査するよう依頼しますが、その後、恐ろしい出来事が続きます。

モートの愛犬が殺され、元妻エイミーの家が放火され、雇っていた探偵も殺害されてしまいます。

モートは次第に疑心暗鬼に陥り、シューターの背後に黒幕がいて、自分の小説を奪おうとしているのではないかと考え始めます。

そして、エイミーの現在の恋人であるテッドを疑います。

しかし、実はシューターも黒幕も全て実在せず、モートの精神が作り出した妄想でした。

シューターはモートのもう一つの人格だったのです。

 

トウモロコシ

モートは現実と妄想の境界が曖昧になり、ついにはエイミーとテッドを殺害し、庭に埋めてしまいます。

事件から時間が経ち、モートは作品作りが順調になり、見た目にも気を遣うようになり、明るい表情を取り戻しました。

プライベートの問題に悩んでいた以前のモートの人格は消え去り、作品のことだけを考えるシューターの人格のみが残ったのです。

庭にはトウモロコシが生い茂っており、モートは家の窓からその様子を満足そうに眺めます。

そして、庭から収穫したトウモロコシに勢いよくかぶりつくのでした。