映画「メメント」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

記憶障害

レナードは、最愛の妻と平穏な日々を送っていました。

しかし、ある日、家に強盗が入り、妻はレイプされて殺され、レナード自身も犯人と揉み合う中で頭を強打してしまいます。

この怪我が原因で、レナードは新しい記憶を10分しか保持できない記憶障害を患うことになります。

過去の記憶は保持しているものの、事件以降の出来事を長期的に覚えておくことができなくなったのです。

 

事実

犯人は二人組であり、一人はその場で射殺しましたが、もう一人の行方を追うことになります。

犯人に復讐するため、レナードは独自に捜査を始めます。

記憶が次々と薄れていくため、彼は出会った人々や出来事をメモに取り、特に重要なことは体に刺青として刻み込んでいきます。

しかし、実は彼の復讐はすでに1年前に終わっていたのです。

レナードは友人テディの協力を得て、既に犯人を突き止め、テディと共にその犯人を殺害していました。

しかし、レナードはその事実を忘れてしまっていました。

レナードは「復讐は終わった」と体に刺青することもできましたが、「妻を殺した犯人を見つけ出し殺す」という目的がなければ生きる意味を失ってしまうため、自らその記憶を忘れることにしていました。

そのため、テディはレナードを利用し、彼に「犯人」を殺させることで、自分の金儲けに利用していました。

 

結末

ある日、レナードはテディが自分を利用していることに気付きます。

しかし、10分後にはそのことを忘れてしまうため、テディの写真に「ヤツを信じるな」というメッセージを書き残します。

さらに、次の自分がテディを真犯人だと思い込むように、今まで集めてきた証拠にいくつかの情報を追加します。

その結果、10分後のレナードはテディを真犯人と信じ込み、彼に迫ります。

そして物語のクライマックス(映画の冒頭シーンに相当します)で、レナードはテディを「犯人」として殺害します。

10分後のレナードは、新たな犯人を探すために再び動き出すのでした。