映画「インセプション」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

他人の夢

海岸に倒れている男、コブの手には拳銃とコマが握られています。

コブは産業スパイで、他人の夢に入り込み、アイデアや情報を盗む特殊な仕事をしています。

コブと日本人のビジネスマン、サイトーは、ある部屋で会食をしていました。

コブは「夢の中のアイデアを盗まれたくないなら、私に協力して欲しい」とサイトーに話しますが、サイトーは信じません。

コブは彼のアイデアを盗もうと試みますが、失敗に終わります。

 

依頼を受ける

実は、彼らはサイトーの夢の中にいたのです。

サイトーに夢だと気づかれたため、コブは新幹線から撤収し、京都駅で下車します。

逃げる途中、サイトーが現れ、コブに接触します。

コブと仲間のアーサーは、サイトーから依頼を受けます。

サイトーの依頼内容は、ライバル企業の会長の息子にインセプション(人間の無意識に記憶を植え付ける)を行い、父親の会社を解体するように仕向けるというものでした。

コブは通常、エクストラクト(他人の夢から情報を盗む)を専門としていますが、インセプションはそれよりもはるかに難しいため、最初は断ります。

しかし、コブは過去の犯罪歴と、妻の死により子供たちに会えない状況にありました。

サイトーはその犯罪歴を消して子供の元へ帰らせることを提案し、コブは依頼を受けることにします。

 

コブの仲間

夢の中で他人に成りすます偽装師のイームス、夢に入るための薬を調合する調合師のユスフ、そして義理の父親である大学教授のマイルスに頼んで、夢の世界の構造を作る設計士の女子学生アリアドネも加わります。

コブ、アーサー、自ら参加を希望したサイトーを含めた6人でミッションに挑みます。

サイトーのインセプションの目的は、エネルギー市場を独占するライバル企業のトップ、モーリス・フィッシャーの息子ロバートに「父親の会社を解体し、自分の道を進む」というアイデアを植え付けることでした。

 

作戦開始

コブが家へ帰れない理由の一つに、妻のモルが死ぬ前に「私が死んだら夫のコブを疑って」と言い残していたことがありました。

これにより、コブは社会的に妻を殺したと思われていました。

ロバートの父親が亡くなり、作戦が開始されます。

サイトーが買収した飛行機内でロバートを眠らせ、コブたちは夢の中に入ります。

そこでロバートの夢の中で武装部隊の攻撃を受けます。

ロバートは夢の中に侵入されることを防ぐ訓練を受けていたのです。

夢の中で死ぬと深い階層の「虚無」に落ち、精神が戻らなくなる危険がありました。

 

次の階層

第1階層での攻撃を受け、サイトーは負傷しますが、コブたちは作戦を続行します。

第2階層では、ホテルでロバートにピーターが裏切り者だと刷り込み、第3階層では「父親とは違う道を進め」というインセプションを行う計画です。

第3階層では、雪の中の要塞でロバートの夢を防衛する部隊と戦います。

サイトーの傷が悪化し、コブの妻モルが現れてロバートを銃撃し、彼は虚無の世界に落ちてしまいます。

第4階層では、コブとモルが過ごした場所に到達します。

コブはモルにロバートを返すように言いますが、モルはコブがこの世界に残ることを条件にします。コブはそれを拒否し、アリアドネがロバートを回収します。

 

結末

第3階層に戻ったロバートは病床の父親と対面し、「自分らしく生きなさい」というメッセージを受け取ります。

これにより、作戦は成功します。

第4階層でコブはサイトーと再会し、現実世界に戻ることを決意します。

目を覚ました彼らは飛行機の中にいました。