映画「見えない目撃者」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

事故

警察学校を優秀な成績で卒業した候補生の浜中なつめは、夜遊びをしていた弟の大樹を迎えに行く途中で事故を起こします。

この事故で大樹は命を落とし、なつめは失明してしまいます。

 

3年後

警察官になる夢を諦めたなつめは、盲導犬のパルと静かに暮らしていました。

ある日、なつめはスケボーをしている男とすれ違った直後、急ブレーキで停車した車から女性の助けを求める声を聞きますが、その車は走り去ってしまいます。

犯罪の匂いを感じたなつめは警察に通報しますが、誰も彼女の証言を信じませんでした。

そこで警察は、事件現場でスケボーをしていた高校生の国崎春馬から証言を取ろうとしますが、国崎は車に女性が乗っていなかったと話します。

疑念を抱いたなつめが国崎を問い詰めると、彼は渋々、車には帽子とマスクと眼鏡で変装した男が乗っていたことを認めます。

 

家出した女子高生

再び警察の協力を得ようとするなつめは、声だけで身長や年齢を当てる能力を示し、吉野刑事と木村刑事の信頼を得ます。

行方不明になった女子高生の捜索を始めたなつめたちは、家出した女子高生たちを風俗の勧誘から救っていると噂される「救様」と接触している可能性に気づきます。

その後、国崎はスケボー中に謎の車に襲われかけますが、ナンバープレートを確認します。

その車の持ち主は既に薬物中毒で死亡しており、近くで惨殺された女子高生の死体が発見されます。

警察は、女子高生連続殺人事件の犯人がこの車の持ち主だと断定しますが、なつめは事件の手口から一連の事件を“儀式殺人”と考え、木村に関連事件を尋ねます。

 

儀式殺人事件

15年前の儀式殺人事件を追っていた平山刑事の証言から、事件の一部始終を撮影していた当時高校生の目撃者がいることが明らかになります。

なつめは行方不明者たちの共通点を探り、家出しても親から捜索願が出されておらず、補導記録も残っていないことを突き止めます。

木村は警察内部の人間が犯人だと考え、捜索願を担当していた警察官の日下部翔に目をつけます。

調査の結果、日下部が15年前の目撃者であることが判明し、木村は彼を追いますが返り討ちに遭います。

日下部は木村の携帯からなつめに目をつけ、彼女を車に乗せます。

車内の匂いから日下部が犯人だと気づいたなつめは、注射を打たれそうになるも盲導犬のパルと逃げ出します。

パルはなつめを助けるため命を犠牲にし、日下部はその場から逃走します。

 

決着

なつめは日下部が15年前の事件現場に戻ると確信し、国崎と共に古びた屋敷へ向かいます。

そこには日下部に殺害された木村と吉野の遺体がありました。

なつめは落ちていた吉野の拳銃を拾い、日下部が現れた際、国崎は身を挺してなつめを逃がします。

なつめは屋敷の電気をショートさせ、国崎を救出し、バスルームに拘束されていた行方不明の女子高生を発見します。

なつめは弟の形見のキーホルダーを足元に置き、ナイフを持って迫る日下部がそれを踏むと、なつめは拳銃で彼の目を撃ち抜きました。

 

将来

事件は解決し、過去と向き合う決意をしたなつめは国崎と共に大樹の墓参りをします。

国崎は将来警察官になる夢を語り、なつめは力強く彼を励ましました。