映画「狂覗」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

とある中学校

校長の舛添が校長室に戻ると、暴行を受け半裸で縛られている上西先生を発見します。

舛添は教頭の小沢を実験室に呼び、警察に知らせるのではなく内部調査を行うことを相談します。

そこへ生物教師の森が現れます。

森は生徒指導も担当しており、小沢は上西先生が生徒たちに暴行を受けたのではないかと疑い、今後の調査を森に命じます。

 

臨時教師

森は、かつて問題を起こして辞職した教え子で、教師免許を持つ谷野を呼び寄せます。

臨時教師として採用された谷野は、森から英語教師の片山と理科教師の管を紹介されます。

その後、片山のクラスの持ち物検査を行うことを告げられます。

谷野は反対しますが、森は「生徒の中身を知るために必要なことだ」と言います。

その教室に美術教師の橋本が現れ、「見せたいものがある」と言いますが、森はまず持ち物検査を優先させます。

 

援助交際

片山が「昨日の管先生のクラスでは、女物のパンツが5枚出てきた」と話す中、早速女子のパンチラ画像や拷問道具が見つかり、さらに多数の接着剤も発見されます。

橋本は万田美弥里の手帳から「14歳に満たないものは罰せられない」というメモを見つけ、万田が要注意人物であることを指摘します。

片山は万田がクラスでトップの成績であることを主張し、彼女をかばいます。

その時、橋本が見せたかったのは「テーマは平和」という万田の暗い絵でした。

森が万田の携帯を調べようとすると、管が止めようとし、森にラブホテルで上西先生と万田が一緒にいたことを告白します。

管自身も生徒と援助交際をしており、万田にその証拠を撮られていたのです。

 

いじめ

森がSDカードを抜いて管に渡します。

そのころ、谷野は以前の学校でのトラウマを思い出し、生徒たちへのいじめが頭をよぎります。

谷野は「万田に誰かがいじめられている」と主張しますが、片山は「クラスにいじめはない」と言います。

しかし橋本がゴミ箱をひっくり返すと、いじめの痕跡が見つかります。

調査を進めると、生徒たちのスマホから上西先生へのリンチや片山の授業のボイコットが書き込まれているのが発覚します。

片山はクラスが荒れていたことを認めます。

 

自殺として

片山が「机が一つ足りない」と言い、万田の机が校庭に落とされているのを発見します。

谷野が「万田がいじめられている」と主張するも、管は万田の携帯を探すように指示します。

森は谷野に「生徒を殺した奴が黙ってろ」と言い放ちます。

谷野は以前、自分のクラスでいじめられている女子を助けようとした際の悲劇を思い出します。

その女子は、いじめられていることを否定し、最終的に転落死しました。

谷野はその時、事件を自殺として処理するように提案したのです。

 

結末

現在に戻り、橋本の言葉で我に返った谷野は、万田が教室にいると気づきます。

森がモップの柄で掃除道具入れを突くと、中に隠れていた万田が血まみれで叫びます。

森は混乱し、窓から転落して万田の机の上に落ちて死んでしまいました。