映画「レインマン」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
チャーリー・バビットの物語
チャーリー・バビットは中古車ディーラーとして働いていました。
ある日、恋人のスザンナと旅行中に、長年疎遠だった父親が亡くなったという知らせを受けます。
葬儀に出席したチャーリーは、父親の遺言で、自分には車一台と薔薇の木だけが遺され、その他の財産は匿名の人物に託されることを知り、失望します。
チャーリーはその遺産の受取人が誰なのかを調べ始めます。
レイモンド・バビットの登場
遺産の受取人が判明しないまま、チャーリーはがっかりして帰ろうとします。
そこで、スザンナの車に乗る謎の男を見つけます。
彼はチャーリーの兄、レイモンド・バビットでした。
レイモンドは重度の自閉症を患っており、長年専門施設で暮らしていたため、チャーリーは彼の存在を知らなかったのです。
そして、レイモンドこそが父親の全財産の受取人であることを知ります。
チャーリーはレイモンドの後見人になり、財産を手に入れるためにレイモンドを施設から連れ出します。
しかし、レイモンドは重度の自閉症で、他者とのコミュニケーションが困難です。
レイモンドの能力
チャーリーの計画を知ったスザンナは彼の元を去ります。
チャーリーは一人でレイモンドの世話をすることになりますが、レイモンドは慣れない環境に怒りを感じ、暴れ出します。
チャーリーはレイモンドの快適な生活を工夫しながら過ごします。
ある日、レストランでウェイトレスが爪楊枝をばらまいてしまいます。
それを見たレイモンドは「246本」と即座に言い当てます。
実際に確認すると、レイモンドの言った通りでした。
レイモンドは驚異的な記憶力と数的能力を持つサヴァン症候群だったのです。
レインマン
チャーリーはレイモンドの驚異的な能力に驚愕し、もう一つの真実に気づきます。
幼い頃、チャーリーが怖がった時に「レインマン」と呼ばれる人物が歌って慰めてくれたのが、実はレイモンドだったことを知るのです。
これはチャーリーの暗い子供時代の唯一の良い思い出でした。
兄弟の友情
チャーリーは自分の行動を反省し、本気でレイモンドのためになることを決意します。
その姿を見たスザンナもチャーリーの元に戻ります。
3人はラスベガスに向かい、レイモンドの優れた記憶力を活かして大金を手に入れ、チャーリーは商売の借金を返済します。
チャーリーはレイモンドとの友情を深め、共に暮らしたいと願いますが、レイモンドには専門的なケアが必要で、それを提供するのはチャーリーには難しいと理解します。
レイモンドは再び施設に戻ることになりますが、兄弟の絆は強くなり、チャーリーは「また会いに行くよ」と約束します。