映画「RONIN」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

銀色のケース

パリの酒場に集まり始めた曰くありげな男たちの中には、アメリカ人のサムもいました。

彼は慎重に周囲を見回し、逃走経路を確保してから酒場に入ります。

ウェイトレスに案内され、彼らは車で隠れ家に向かいました。

隠れ家には他のメンバーも既に集まっており、彼らの仕事は強盗でした。

アイルランド訛りのある女性、ディアドラから、ある人物が持つ銀色のケースを奪う依頼が説明されます。

メンバーは調達係のヴィンセントを通じて必要な道具や武器を集め始めます。

元軍人たちで構成されたチームの中でも、イギリス人のスペンスはリーダーシップを取ろうと躍起になります。

 

サムがリーダー

深夜、サムたちは武器を調達するため武器商人の元へ向かいます。

交渉役を買って出たスペンスが不用意に交渉を進める中、慎重なサムは狙撃兵を確認し、不信感を抱きます。

交渉は銃撃戦に発展し、サムたちは武器を奪い、ドライバー担当のラリーの見事な運転で隠れ家に戻ります。

その頃、ディアドラは黒幕らしき男から予定の繰り上げを指示され、サムはケースの中身が不明なことからディアドラに報酬の引き上げを要求します。

スペンスは依頼を遂行する能力がないとして解任され、サムの判断能力の高さから自然とリーダーに据えられました。

サムたちは場所を移して標的の偵察を開始します。

標的のロシア人は高度な訓練を受けた護衛を引き連れていました。

サムたちは取引場所への移動時に襲撃し、ケースを奪う計画を立てます。

 

計画実行の日

銃撃戦とカーチェイスの末、ケースを奪いますが、ロシア人のグレゴールがケースをすり替えます。

彼は負傷して別行動を取りつつケースを持ち去り、サムは手に着いた塗料でケースがすり替えられたことを知ります。

サムはラリーからケースを奪い取り、捨てた瞬間にケースが爆発します。

グレゴールを見失い、サムたちはケースを追うことになります。

グレゴールは元KGBのコネを使ってケースを買い戻そうとしますが、一度欺かれた交渉相手の上司にケースをアイルランドに売り飛ばすと脅迫します。

サムは昔のツテであるCIAにグレゴールの携帯電話の監視を依頼し、その結果、取引現場に踏み込むことができました。

 

カーチェイスに

グレゴールは取引相手とサムに追われながら古代コロッセオ遺跡を逃げ回り、最終的にディアドラと黒幕の男に捕まります。

黒幕はグレゴールを連れ去り、ラリーを殺して車で逃走します。

サムはコロッセオで負傷し、ヴィンセントの古い友人に助けを求めます。

治療を受けて気絶したサムは、目が覚めるとフィギュア作成に没頭する友人と対面します。

友人は赤穂浪士の忠義について講釈し、サムとヴィンセントはその情報を基に監視を続けます。

彼らはケースの隠し場所に向かい、またもカーチェイスに発展します。

最終的にケースをグレゴールに持ち去られ、シーマスとディアドラも取り逃がしてしまい、サムとヴィンセントはカフェでグレゴールの行方を考えます。

 

ターゲット

サムはカフェにいた家族が持っていたケースに気付き、それがスケート靴の収納ケースだと判明します。

グレゴールが今夜開演する有名アイススケーターのアイスショーに関わるロシアの大物と取引を計画していることを突き止め、会場に向かいます。

取引が行われる中、グレゴールはスケーターを人質に取りますが、大物はグレゴールを殺しケースを奪います。

会場が大混乱になる中、警察官に扮したシーマスが現れ、大物を殺してケースを奪います。

パトカーで待つディアドラにサムが現れ、彼女はサムを誘いますが、サムはCIAの仕事を明かし、シーマスがターゲットであることを告げます。

ディアドラは去り、シーマスをサムとヴィンセントが追い詰めます。

シーマスはヴィンセントを撃ち、サムを返り討ちにしようとしますが、ヴィンセントがシーマスを撃ち殺します。

 

ケースの中身

シーマスが殺害されたニュースも流れます。

全てが終わり、サムとヴィンセントは別れの会話をします。

結局ケースの中身は明かされず、サムはCIAの友人と去り、ヴィンセントも一人どこかへ去って行きました。