映画「聖なる鹿殺し」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
スティーブン・マーフィー
オハイオ州シンシナティに住む心臓外科医のスティーブンは、眼科医の妻アナと16年の結婚生活を送り、娘キムと息子ボブの4人家族です。
スティーブンはある日、16歳の少年マーティン・ラングと出会い、彼に贈り物をしたり食事を奢ったりするようになります。
実は、マーティンの父親はスティーブンの患者であり、手術中に死亡しました。
その際、スティーブンは酔っており、これが原因で父親を死なせたのではないかと罪悪感に苛まれていました。
ある日、スティーブンはマーティンを自宅に招待し、家族全員が彼を暖かく迎え入れました。
年頃のキムはマーティンに淡い想いを抱くようになります。
自宅に招待
次に、マーティンはスティーブンを自宅に招待し、母親を交えて食事をします。
食事後、三人でテレビを観ていると、マーティンの母親がスティーブンを露骨に誘惑してきました。
スティーブンはこれを拒絶し、急いでその場を立ち去ります。
翌日、突然マーティンが体調不良を訴え始め、スティーブンは検査をすることにします。
しかし、週明けになると今度は息子のボブが体調不良を訴えました。
病院で検査を受けるも、身体に異常は見られませんでした。
その後、マーティンはボブの病室を訪れ、スティーブンに「あなたは僕の家族を一人殺した。だからあなたの家族から一人殺さなければならない。さもなければ全員が病気で死ぬことになる」と告げました。
真実を訴える
スティーブンはマーティンを追い出しましたが、ボブの容態はどんどん悪化していきました。
スティーブンとアナはボブに付きっきりで看病し、様々な検査を受けさせましたが、原因は不明のままでした。
一方、キムはマーティンを誘惑しようとしましたが、彼は応じませんでした。
しかし、その後キムもボブと同じ症状で倒れ、同じ病室に入院しました。
キムにも異常は見つからず、二人は完治しないまま退院させられました。
事態の深刻さを悟ったスティーブンはアナにマーティンとの出来事を打ち明け、アナはマーティンと対峙しますが、彼は理由を語ろうとはしませんでした。
キムかボブか
スティーブンはマーティンを自宅に監禁し、猟銃を突き付けて脅しましたが、マーティンは「早く誰を殺すか選べ」と繰り返すばかりでした。
その間、キムとボブの体調はさらに悪化していきました。
悩んだアナは、まだ子供を産めるので、キムかボブのどちらかを選ぶしかないとスティーブンに提案しました。