映画「ロスト・バケーション」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

思い出のビーチ

医学生のナンシーは、亡き母の思い出のビーチを訪れます。

そこは地元の人しか知らない美しい場所で、ナンシーはビーチまで送ってくれた地元の男性にお礼を言い、ビーチの名前を尋ねますが、教えてもらえませんでした。

ナンシーは、母が楽しんだようにこの海でサーフィンをするためにやってきました。

彼女はボードに乗り、沖へと泳いでいくと、地元の男性二人に出会います。

彼らもまたサーフィンを楽しんでいました。

休憩のため浜に戻ったナンシーは、妹に連絡をとり、今、かつて母が話していたビーチにいると伝えます。

そして再び、母への思いを胸に抱きます。

 

巨大なクジラの死骸

日が暮れる頃、ナンシーは最後にもう一度波に乗ろうとします。

先ほどの二人の男性はすでに浜に戻っていましたが、彼らにもビーチの名前を尋ねたものの、教えてもらえませんでした。

しばらく海に漂っていると、上空に大量のカモメが集まり、その先には巨大なクジラの死骸が浮かんでいるのを発見します。

その場から離れようとするナンシーでしたが、突然何者かに海中へ引きずり込まれます。

激痛を感じたナンシーは急いで海面に上がり、クジラの死骸によじ登ります。

足には大きな歯形があり、血が止まりません。

そして彼女の目の前に巨大なサメの黒い背びれが現れました。

 

岩礁

浜辺を見ると、先ほどの二人の男性が車に乗り込もうとしていました。

ナンシーは大声で叫びますが、彼女の声は届かず、彼らは去っていきます。

その時、サメがクジラに体当たりをし、ナンシーは海に飛び込みます。

急いで近くの岩礁に向かい、なんとか登り切ります。

ナンシーはできる限り足の治療をし、その岩礁で一晩を過ごします。

そこには彼女より先に傷ついたカモメがいました。

 

海にはサメがいる

次の日、昨日の二人の男性がビーチに戻ってきます。

ナンシーは海にはサメがいると叫びますが、彼女の叫びもむなしく、二人は目の前でサメに襲われてしまいます。

途方に暮れるナンシーの元に、男性が着けていたヘルメットが流れ着きます。

ヘルメットには小型カメラが付いており、ナンシーはそのカメラを拾い、中にメッセージを残して海に投げ入れます。

そして満潮の時刻が迫るころ、ナンシーはある決断をします。

岩礁が海水に飲まれる頃、大量のクラゲが現れます。

サメもクラゲを嫌がるかもしれないと考えたナンシーは、クラゲの間を泳ぎ、岩礁から離れた場所にあるブイに辿り着きます。

ブイには救難のための信号弾が備えられていました。

 

信号弾

遠くに船が通るのを見たナンシーは、その信号弾を使って助けを求めますが、船は離れすぎていて見えなくなってしまいます。

怒りを感じたナンシーは、残った弾をサメに向けて発射します。

すると、サメは怒りを露わにしてブイに突撃してきます。

その時、ブイの鎖が切れそうになっているのを発見したナンシー。

サメの猛攻により鎖は切れ、勢いよく海中に引き込まれます。

ナンシーは寸でのところでサメから逃れますが、サメは鉄骨に突き刺さり絶命します。

ナンシーは浜に流れ着き、現地の男性に救われます。

彼の息子の手にはナンシーが投げ入れたカメラが握られていました。

ナンシーは命を取り戻し、物語は幕を閉じます。