劇場版「 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
事件の依頼
ある日、毛利小五郎は依頼を受け、江戸川コナン、毛利蘭、少年探偵団と共に横浜の遊園地、ミラクルランドを訪れます。
レッドキャッスルホテルで依頼人の秘書と面会し、全員が腕時計型フリーパスIDを装着します。
喜ぶ一行をよそに、コナンと小五郎だけが秘書に呼び止められ、カーテンが閉ざされた部屋でモニター越しに依頼人と対面します。
依頼人は「12時間以内に事件を解決しなければ、全員のフリーパスIDを爆破する」と告げます。
IDを無理に外そうとしたり、ミラクルランドから出ようとすると爆発する仕掛けも施されていました。
見せしめに小五郎の知り合いである竜阿茶探偵のIDが爆破され、他の探偵たちにも同様の要求がされていることが判明します。
黒の組織
コナンと小五郎は捜査を進める中、小五郎が怪盗キッドの仲間と間違えられて警察に連行されます。
コナンは依頼人から電話で第二のヒントを得ますが、その際、依頼人がコナンを「工藤新一」と呼びます。
コナンは依頼人が自分の正体を知っていることに疑念を抱き、黒の組織が関与しているのではないかと警戒します。
コナンは服部平次、白馬探と合流し、事件の真相に迫ります。
一緒に捜査を進める中で、コナンは白馬探が実は怪盗キッドであることに気づきます。
ひったくり犯
ミラクルランドでは灰原哀が皆を守るために奮闘し、蘭たちも遊園地で起きたひったくり犯を追い詰めます。
コナンたちは犯人との最終決戦に挑む準備を進めていました。
犯人はかつて現金輸送車襲撃事件を起こした伊東という男でした。
彼は相棒の麗子が死んだのは警察のせいだと考え、名探偵たちに事件を解決させようとしました。
しかし、コナンたちが突き止めた真実は、伊東自身のミスで麗子が死んでしまったというものでした。
自らの過ちに打ちのめされた伊東は時限装置爆弾を残して倒れます。
コナンと平次の活躍で時限装置は解除され、惨事は回避されました。
平穏な日常
犯人の伊東は自分の身勝手な動機で犯行に及びましたが、その背景には深い悲しみと絶望がありました。
依頼人がコナンの正体を知っていた理由は、コナンたちが最初に部屋に入った際、指紋を認証されていたためでした。
このデータベースには全国の探偵の指紋が登録されており、そこで工藤新一の名前がヒットしたのです。黒の組織とは無関係でした。
また、犯人が怪盗キッドの命を狙った理由は、現金輸送車襲撃事件の現場にキッドがいたため、自分たちの正体を見られたと勘違いしたからでした。
最終的にコナンと仲間たちは事件を解決し、再び平穏な日常に戻ります。