映画「ダークナイト ライジング」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

不穏な動き

前作「ダークナイト」から8年後、ゴッサムシティは「デント法」によって組織犯罪が激減し、平和が戻っていました。

ブルース・ウェイン(バットマン)はデントの罪をかぶり、隠遁生活を送っていました。

しかし、物理学者パヴェル博士がベインに拉致され、ブルースは再びゴッサムの危機に直面します。

一方、怪盗キャットウーマン(セリーナ・カイル)がブルースの家に侵入し、母のネックレスを盗み、彼の指紋を採取します。

彼女は犯罪歴を抹消するソフトを手に入れるためにブルースのライバル、ジョン・ダゲットから依頼を受けていました。

ゴードン本部長と若い警官ジョン・ブレイクはセリーナの事件を追い、孤児院の少年が遺体で発見された事件も調査します。

孤児たちはベインに雇われ、ゴッサムの地下で不穏な動きが進行していたのです。

 

バットマンの正体

ブルースはバットケイブに戻り、キャットウーマンの情報を探るが再起に踏み切れません。

アルフレッドはブルースに、過去にフィレンツェで彼に似た人物を見かけた話をします。

その夜、セリーナはダゲットの部下ストライヴァーと会い、取引を求めますが、襲撃を受け逃亡します。

ゴードンは部下と共に酒場へ向かいますが、ベインの傭兵に襲われ拉致されます。

ベインは孤児を使ってウェイン産業へのトンネルを掘らせていました。

重傷を負いながらも脱出したゴードンを救出したブレイクはブルースを訪ね、バットマンの正体を知っていることを伝え、協力を求めます。

 

戦闘機「バット」

ブルースはゴードンの言葉を受け再起を決意し、バットケイブでリハビリを開始します。

同時にフォックスから会社の経営が傾き、孤児院への支援も難しい状況であることを知ります。

その原因はクリーンエネルギーへの大規模な投資でした。

フォックスはブルースに戦闘機「バット」を提供しますが、唯一自動操縦機能が未完成でした。

ブルースはウェイン産業のスポンサーであるミランダ・テイトの慈善パーティーに出席し、セリーナからネックレスを取り戻しますが、彼女はゴッサムに嵐が来ると警告します。

ブルースはアルフレッドから、ベインが脱獄不可能な地下監獄「奈落」で生まれ、「影の同盟」指導者ラーズ・アル・グールに拾われたが、狂暴性から追放されたことを知ります。

 

ベイン一味

ベインはゴッサム証券取引所を襲撃し、ブルースの指紋で金融システムに不正アクセスし、ブルースを破産に追い込みます。

セリーナはキャットウーマンとしてダゲットに詰め寄るも、要求を拒否されます。

ブルースはバットマンに変身し、ベイン一味を追跡しますが、キャットウーマンに逃げられます。

ブルースの資産は差し押さえられ、アルフレッドは彼の破滅を恐れて屋敷を去ります。

ベインによる核融合炉の悪用を懸念したブルースとフォックスは、ミランダ・テイトをウェイン産業の会長に据え、会社乗っ取りを阻止します。

ゴードンはブレイクを刑事に昇格させ、事件の捜査を命じます。

ブレイクはセリーナを逮捕します。

 

孤立したゴッサム

ベインはダゲットを殺し、バットマンを捕らえ、「奈落」に幽閉します。

ベインはウェイン産業から「タンブラー」を強奪し、核融合炉を爆弾に改造します。

市警を地下に閉じ込め、スタジアムで市長を爆殺し、ゴッサムを孤立させます。

ベインはデントの真実を公表し、囚人を釈放します。セリーナも釈放されます。

ベインは「市民軍」を組織し、スケアクロウを裁判長に任命し、富裕層を裁きます。

ストライヴァーも処刑されます。

 

ベインの過去

ブルースは「奈落」で背骨を治し、ベインの過去を知ります。

囚人から「自由に必要なのは生き残りたいという心」と教えられ、脱出を目指します。

ラーズの幻から「奈落」から脱出した子の父が自分であると告げられます。

一方、ゴードンはブレイクに助けられ、デントの真実を隠蔽したことを認めますが、ブレイクから非難されます。

 

ベインに宣戦布告

3ヶ月後、ブルースはついに「奈落」から脱出し、ゴッサムに戻ってきました。

彼はセリーナから本物のソフトを手に入れるために協力を依頼しました。

その後、ブルースはフォックスから武器やバットスーツ、そしてバットポッドなどを提供され、ベインに捕らわれたゴードンを救出しました。

そして、夜空にはバットシグナルの巨大な花火が打ち上げられ、ベインに宣戦布告しました。

メルトダウン当日、バットマンはブレイクと合流し、彼らは地下道に閉じ込められた警官たちを救出しました。

ブレイクは孤児院の子供たちを逃がすために脱出口の橋を確保し、キャットウーマンはトンネルの瓦礫を吹き飛ばしました。

警官隊はフォーリーの指揮下で市民軍との戦いに突入し、バットマンはベインと対峙しました。

しかし、突然タリアに襲われ、バットマンは重傷を負いました。

タリアは実はベインの仲間であり、一連の事件を首謀した黒幕でした。

タリアはゴッサムを壊滅させるために爆弾を起動し、ベインはキャットウーマンに倒されました。

一方、ブレイクは孤児たちを連れて警官隊と戦いましたが、橋は爆破されてしまいました。

ゴードンは爆弾の無力化に成功したかに見えましたが、タリアが先手を打ち、爆弾の時限装置を起動しました。

 

最後の瞬間

バットマンは爆弾を海上に運んで爆破し、最後の瞬間にキャットウーマンとゴードンに別れを告げました。

そして、バットマンの正体を知ったゴードンは、彼が本当の英雄であることを理解しました。

ブルースの葬儀が行われ、アルフレッドが彼の遺産を受け継ぎました。