映画「レイヤー・ケーキ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
XXXX
麻薬ディーラー、通称“XXXX”は、モーティ、クラーキー、テリーと共に活動しており、表向きには不動産業を隠れ蓑にしていました。
XXXXはビジネスを行う上で、以下の11のルールを自らに課していました。
- 常に少人数で動く
- 決して目立たない
- 欲張り過ぎない
- 敵を知り、尊重する。法律を侮る者は真の愚か者だ
- 取引は紹介された人物とだけ行う
- 末端のユーザーは避ける。必ず問題が起こる
- 目立ちたがりのえせギャングを避ける
- 正当に稼ぐ
- 供給者にきちんと支払う
- 計画を立て、それに従う
- 好調なうちに引退する
好調なうちに引退
ある程度の金を貯めたXXXXは、自らのルールに従い、好調なうちに引退を決意しました。
そんな時、ボスのジミー・プライスとその右腕ジーンから呼び出され、二つの仕事を依頼されました。
一つはジミーの友人で裏社会を牛耳るエディ・テンプルの娘で重度の麻薬中毒者チャーリーを捜索すること、もう一つは時代遅れのえせギャング、デュークと組んで100万錠の高純度合成麻薬“エクスタシー”を売りさばくことでした。
XXXXはチャーリーの捜索は私立探偵に任せるべきだと提案しましたが、ジミーは聞き入れず、XXXXはこれを最後の仕事として引き受けることにしました。
エクスタシー
XXXXは仲間のコーディたちにチャーリーの捜索を任せ、自らはデュークと麻薬の値段交渉に入るが、折り合いがつかなかった。
その後、XXXXはバーでデュークの甥、シドニーと出会い、シドニーのガールフレンド、タミーに惚れてしまう。
XXXXは末端ディーラーのトレバーとシャンクスにエクスタシーを売り捌き、その売り上げをマネーロンダリングして引退資金にしようと計画する。
しかし、デュークが入手したエクスタシーは、セルビアの武装組織のボスで国際指名手配中のスラヴォから盗まれたものだった。
激怒したスラヴォは殺し屋を雇い、デュークの抹殺とエクスタシーの奪還を命じ、XXXXの一味も共犯と見なして命を狙い始める。
引退資金
XXXXはジミーにこの件から降りると伝えましたが、ジミーは全く取り合いませんでした。
XXXXはスラヴォが送り込んだ殺し屋に命を狙われる一方で、デュークの仲間からはエクスタシーを受け取りたいとの連絡が入っていました。
このままではXXXXは仕入れ費用を支払わなければなりません。
XXXXはタミーに連絡を取り、これからホテルの一室で過ごそうとしていたところ、エディの部下に連れ去られてしまいました。
エディから全ての事情を聞かされたXXXXは驚愕しました。
ジミーからの依頼は全て罠であり、投資に失敗して破産寸前のジミーはXXXXの引退資金を狙っていたのです。
ジミーはXXXXに危険な仕事を押し付け、結果的にXXXXの金を奪おうとしていました。
チャーリーの捜索も人質にするための策略でした。
この証拠を見せられたXXXXは、仲間たちと共にジミーを暗殺し、デュークからエクスタシーを奪って引退資金にする決意を固めました。
XXXXの最後
タミーからの情報でエクスタシーの在り処を突き止めたXXXXは、スラヴォ側にエクスタシーとデュークの身柄の引き渡しを提案しました。
ジミー殺害を知ったジーンはXXXXを痛めつけますが、証拠を示されてジミーの裏切りを知ると、XXXXの側につきました。
XXXXは仲間たちと共に作戦を立てました。
エクスタシーは一度警察に押収されましたが、警部に成りすましたコーディがそれを取り戻しました。
スラヴォ側は警察が押収する場面しか見ておらず、殺害されたデュークの首だけを受け取って引き上げました。
エディは既にチャーリーを見つけ出しており、XXXXからエクスタシーを受け取ると去っていきました。
XXXXはジミーの後釜としてボスの座を勧められましたが、早く引退したいXXXXはこれを断りました。
その後、XXXXはタミーとレストランで食事を楽しんでいましたが、XXXXはシドニーに殺されてしまいました。