映画「恋は光」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

恋する女性

大学生の西条は、見た目は普通の学生ですが、「恋する女性が光って見える」という特異な体質を持っていました。

この一見便利そうな能力が、実は恋愛を難しくしていました。

光るか光らないかが気になってしまい、西条は恋愛に対して消極的になり、恋愛とは無縁の学生生活を送っていました。

ある日、恋愛に無縁な文学少女の東雲に出会い、彼女に一目惚れします。

西条は幼なじみの北代に相談し、東雲と恋愛について語り合うために交換日記を始めました。

 

恋愛感

日に日に親しくなる西条と東雲の様子を見て、北代は内心動揺していました。

実は北代は西条に片思いしていましたが、西条に「光っていない」と言われ、その気持ちを封じ込めていたのです。

他人の彼氏を好きになり奪いたくなる傾向のある宿木は、西条が北代の彼氏だと勘違いし、いつもの悪い癖が発動して西条に猛烈なアプローチを開始します。

西条のことを密かに想い始める東雲や、西条に片思いする北代は光を発しませんが、西条にアプローチする宿木には光が見えるようです。

そもそもこれは本当に恋する女性が発する光なのか?西条はその正体が分からなくなり、恋愛感についての議論が白熱し始めます。

 

恋とは?の定義

恋が何なのか理解できない西条、気づいてもらえない北代、大切な人を奪うことでしか満たされない宿木、それぞれの恋愛観が交錯していきます。

恋すると光るというのは本当なのか、西条のことを昔から好意を寄せていた北代は光らず、少しずつ西条に恋心を覚えた東雲や北代から、西条を奪いたい時の宿木は光ります。

結局それが何なのか、恋とは?の定義も分からないままなのですが、4人の恋模様は少しずつ動き出すことになりました。

 

光り輝く絵

ある日、西条は光り輝く絵を見つけます。

そしてそれを描いたとされる女子高生から、その人が恋だと気づいたら光るのだと教えられました。

そこで西条は自分の気持ちの奥底にいる北代と東雲、どちらに恋をしているかに揺れる事になります。

しかし、ずっと光は恋している人が光るものだと信じてきた西条が、光が見えない存在を知ることで、それが一体何なのか知ることができたのです。

ずっと文学的に言葉でしか恋を定義してこなかった西条が初めて理屈ではない心で恋を理解することができました。

 

西条が選んだ相手

最終的に西条が選んだ相手は北代でした。

想いを北代に告げる西条、長年の思いを成就させた北代、二人は付き合うことになりました。

一方、振られた形になってしまった東雲と宿木。

特に宿木はこれまでの略奪愛を改め、普通の恋をしてみたいと考えるようになりました。