映画「CUBE2」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

立方体の部屋

中年男性が立方体の部屋で目を覚まします。

片脚を怪我している彼は、焦って「数字はどこだ!?」と叫びながらハッチに触れますが、数字を見つけられません。

アタッシュケースの中身も無くなっていることに気づき、絶望して「畜生……あいつら!」と呪いの言葉を吐きます。

 

別の部屋

別の部屋で心理カウンセラーのケイトが目を覚まします。

見知らぬ場所で、隣の部屋に移動すると倒れているスーツ姿の男性、サイモンに襲われます。

サイモンはナイフを突きつけ、ケイトに敵意がないか確かめているのです。

ケイトが部屋を移動していくと、「お願い来ないで」という弱々しい声が聞こえ、ハッチを抜けると部屋の片隅で座り込むサングラスをかけた女性、サーシャを見つけます。

サーシャは目が見えないが、頭はまともだと答えます。

そこへ気さくな中年男性、ジェリーが現れ、ようやく誰かと出会えたと喜びます。

ジェリーはハッチに数字を書き始め、部屋が移動しているような気がすると言います。

 

隣の部屋

部屋の天井から奇妙な音が響き、怯えるサーシャを連れて別の部屋に移動します。

隣の部屋では、首を吊っている男性とそれを支えている男性がいます。

首を吊っているのは初めのアタッシュケースの男性、マグワイアでした。

サイモンも合流し、一同で彼を助けます。

マグワイアは国防省の軍人で、拷問の痕跡があり、手の平にはタバコの跡が残っています。

マックスという茶髪の青年は、2年前にペンタゴンのコンピューターにハッキングした友人が服役中で、その関係でマグワイアがペンタゴン関係者だと見抜きます。

突然、部屋のハッチが開き、中年女性のペイリーが現れます。

彼女は認知症を患っており、ここをスポーツジムと勘違いしています。

 

自己紹介

誰一人としてここにいる理由を知りません。

ジェリーが部屋の規則性について話し始めた矢先、閃光が走り、一同は驚愕します。

サーシャは聴覚に優れており、「背筋が凍るような音がする」と恐れます。

サイモンは拷問されたマグワイアに「どうしたらここから出られる?」と詰め寄りますが、マグワイアは、暗号が解ければ、と答えます。

部屋に異変が起こり、壁が波打ち始め、透明の人型シルエットが浮かび上がります。

異常事態に逃げようとする一同ですが、マグワイアは手錠をして動けず、最後まで彼を助けようとしますが、結局間に合わず、マグワイアは壁に飲み込まれてしまいます。

 

テセラクト

一同は迫り来る壁から逃れながら、ジェリーは部屋に数字を書きながら進みます。

サイモンは「関係者はマグワイアだけだったのに……」と嘆きますが、ジェリーは、この場所のドアのタッチセンサーを作成したと告白します。

サイモンは怒りながら建物の目的について問い詰めると、ジェリーは「量子のテレポーテーションだ」と話しますが、他のメンバーは信じられません。

その時、認知症の老女ペイリーが「あらぁ、驚いた。テセラクトじゃない。ねえ、綺麗でしょう」と言い出します。

ジェリーが反応し、「これはこの角度から見るとテセラクト、つまり四次元の立方体です!」と叫びますが、他のメンバーには理解できません。

ジェリーは「テセラクトとはハイパーキューブのことで、四次元の立方体なんです。同じ部屋が何度も現れたり、壁が迫って来たりするのは空間移動のせいだ」と説明しますが、実在しない理論上のものであると言います。

 

量子のカオス

マックスは「僕らはみんなテレビか何かの撮影でゲームに参加させられてるんじゃないのか?」と持論を述べますが、一同は脱出のために地図を作ることにします。

天井を見上げると「60659」という数字が書かれており、ジェリーはそれを知らないと言います。

次の部屋に移動すると、赤いドレスを着た妖艶な女性、ジュリアが倒れています。

マックスが彼女に近づくと、部屋の重力が変わり落ちそうになりますが、何とか接触します。

一同はそれぞれの記憶を話し始めますが、共通点は見つかりません。

ジュリアはサンタモニカで試写会後のパーティーに参加しており、誘拐されたのではと推測します。

ジュリアの腕時計と同じ時計が発見され、サイモンは疑いの目を向けます。

ペイリーが隣の部屋で死体を発見します。

身体には数式が刻まれて、ペイリーは彼をローゼンズワーグ博士と認識し、彼の研究分野が「量子のカオス」であることを明かします。

 

アレックス・トラクス

ペイリーは突然「アイゾン、どこに行ったの!」と徘徊し始め、ケイトが尋ねると、アイゾンは彼女の愛犬だと言います。

ケイトは「アイゾン・リサーチ」という兵器メーカーの名前を思い出し、ペイリーの前職がその会社の研究員だったことを突き止めます。

ペイリーはスキッピー・リサーチ機関で働いていたと話し、死んだ博士とも友人関係にあったことが判明します。

ペイリーに仕事内容を深く問いただすと、彼女は記憶が混濁し、「アレックス・トラクスの考え方は非人道的です!」と興奮して語り始めます。

その名を聞いた一同は絶望的な表情を浮かべます。

アレックス・トラクスとは正体不明の天才ハッカーで、生死も不明、もし彼が作った迷宮なら脱出は不可能だという。

しかしアレックスは架空の人物だとする声もあります。

ペイリーは「世の中には理論上にとどめておくべきものがあるわ!」と叫びます。

 

病院に入院してる?

サイモンが「心理学者なら彼女の心境を説明してくれ」とケイトに諭すと、ケイトは「昔の友人の死体を見て過去の記憶が刺激されたんだと思う」と答えます。

ペイリーがこの施設の制作に関わっていた可能性が見えてきます。

ペイリーが愛犬の名を呼びながら扉を開くと、もう一人のペイリーが助けを求めている姿が現れます。

突然、サイモンが現れ「この女の言うことを信じるな!」と叫んだ直後に首が吹き飛び、扉が閉まります。

混乱する一同にジェリーが「ここは多次元の量子空間ならば、いくつもの平行した現実が存在する」と必死に説明しますが、サイモンは「全てジェリーの罠じゃないのか」と主張します。

サイモンは「俺たちはみんな麻薬を注射されて病院に入院してるんだ」と言い、一同を脅します。

 

 

 

 

 

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