映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
折り鶴
日本橋の麒麟像の下で、一人の男性が胸を刺されて倒れていました。
彼の名前は青柳武明。
胸に致命傷を負ったにもかかわらず、彼は誰にも助けを求めず、麒麟像まで歩き続けて息絶えました。
青柳の手からは、白い折り鶴が落とされていました。
八島冬樹
ほぼ同じ頃、八島冬樹という若者が警察官に職務質問を受けて逃走し、トラックに轢かれる事故が発生します。
八島はこの事件の容疑者として浮上しますが、意識不明の状態が続き、後に亡くなりました。
事故直前、八島は恋人の香織に「大変なことをしてしまった」と電話で告げていました。
青柳と八島
刑事・加賀恭一郎は、松宮刑事と共に、なぜ青柳が縁もゆかりもない日本橋で命を落としたのか、その足取りを追います。
一見関係のない二人に思えた青柳と八島ですが、八島が半年前まで青柳が勤めるカネセキ金属の工場で働いていたことが明らかになります。
八島は勤務中に事故に遭い、会社から労災隠しをされ、契約も切られていました。
そのため、八島が責任者である青柳を恨んでいたと推測されます。
労災隠し
青柳は一転して労災隠しの張本人として世間から非難され、家族も辛い思いを強いられます。
一方で、加賀は青柳の最近の行動を追い、日本橋で彼が七福神巡りをしていたことを突き止めます。
青柳は折鶴を奉納し、それを写真に収めていた姿が目撃されていました。
なぜ青柳がそんなことをしていたのか、その行動の意味を探ることが捜査の焦点となります。
続きは>>