映画「ソーラー・ストライク2013」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

特別な旅行

アメリカのバージニア州で、ローブリング社は史上初の民間人による宇宙旅行を計画していました。

その特別な旅行に選ばれたのは6人の人々でした。

NASA出身の科学技術者で宇宙船の開発者であるクレイグ・バーカス博士の同僚であるデニース、マサニー米国大統領夫人、アフガニスタンの難民キャンプで働くジョーンの夫であるアランなどが含まれていました。

 

出発の前日

テレビのニュースで「大規模な太陽嵐がオーストラリアを直撃した」という報道が流れました。

そして出発の日、ローブリング社の記者会見で、クレイグは自らが開発した宇宙船の概要と月へのフライト計画を説明しました。

記者たちからの質問に対し、クレイグは自身が発明した新型エンジンである「スカラー・エンジン」についても説明しました。

この宇宙船に搭載されているスカラー・エンジンは、太陽エネルギーを利用し、燃料切れの心配がないだけでなく、超高速での飛行も可能であり、したがって今回の月旅行は約7時間で到達できるとクレイグは説明しました。

 

宇宙船は無事に離陸

出発の時が迫る中、クレイグは管制室でフライトディレクターとして指揮を執りました。

一方、シェリルは大統領の科学顧問としてホワイトハウスにおり、大統領と共にTV中継を観ていました。

6人を乗せた宇宙船は無事に離陸し、順調に高度を上げていきました。

高度1万5千メートルを越えたところで、クレイグはロケット・エンジンの点火を指示しました。

宇宙船は一気に宇宙へと飛び立ち、月へ向かって進んでいきました。

その様子を見守る人々は、拍手と歓声で彼らを祝福しました。

 

スカラー・エンジンが制御不能

月への軌道に乗った宇宙船に、クレイグはスカラー・エンジンを起動するよう指示しました。

しかし、突然の異変が起こりました。太陽フレアの活発化により、強力な宇宙放射線が発生し、スカラー・エンジンが制御不能に陥りました。

宇宙船は急速に加速し、クレイグやドン、シェリルたちは必死に救出作戦を展開しましたが、宇宙船は太陽へ向かって猛スピードで進みました。

結局、彼らの努力も虚しく、宇宙船の6人の乗組員は愛する人々への涙のメッセージを残しながら、太陽に突入してしまいました。

 

最悪のシナリオ

クレイグが予測した最悪のシナリオが現実となりました。

スカラー・エンジンの爆発により、太陽活動が異常に活発化し、未曾有のソーラー・ストームが地球に襲来しました。

電磁パルスにより電子機器が壊れ、大気が不気味な光で満たされ、放電現象が地上に降り注ぎ、地球は破壊の危機にさらされました。

太陽観測をしていたクレイグの友人、イワンは更なる最悪のシナリオを警告しました。

彼は、あと2日で地球上の生物が死滅すると予測しました。

この深刻な状況の中、クレイグは一つのアイデアを思いつきます。

クレイグは、ドンとシェリルのもとへ駆け寄り、NASAが製作したスカラー・エンジンの秘密製作について告白します。

 

 

 

 

 

 

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