映画「白い嵐」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
1961年
チャック・ギーグは17歳にして、家族の反対を押し切り、高校を中退して海洋学校オーシャン・アカデミーに入学することを決意した。
彼は航海訓練生として、憧れの船であるアルバトロス号に乗り込むことになった。
同船には、船長のシェルダンとその妻で船医を務めるアリス、コックのジラルド、そして船上教師のマックレアというベテランクルーの4人が同乗していた。
アルバトロス号
アルバトロス号はフロリダを出発し、南米を半周する予定だった。
シェルダン船長は訓練生に対し、海を甘く見ず、海を制する者になるようにと教えた。
しかしその一方で、多感な少年たちの中には、船長に反抗する者もいた。
出航してしばらくすると、チャックが帆を下ろそうとしている最中にロープが彼の首に巻きついてしまうトラブルが発生した。
その際、ギルという少年は過去に兄を転落死で失った経験から高所恐怖症になり、恐怖で身動きが取れなくなってしまう。
船長の介入によって危機を脱したものの、ギルはマストに上がることすらできず、恐怖によって失禁してしまった。
アクシデント
アルバトロス号にシケなどのアクシデントが襲いかかるたびに、船長の指示の下で少年たちは航海技術を学んでいく。
彼らは船内で勉強を行い、互いに助け合いながら成長していく。
それぞれが抱える過去や環境を乗り越え、絆を深めながら成長していく姿が描かれる。
ある日、キューバの船がアルバトロス号の前に現れ、発砲の脅威にさらされる。
キューバ兵は船内を捜索し、亡命者を探していると主張するが、シェルダン船長は断固とした態度で彼らを追い払おうとする。
羅針盤が壊れてしまったが、船長は昔ながらの船乗りの技術で星と風を頼りに航海を続ける。
イルカ
港に寄港した少年たちは、ダンスパーティーで楽しい時間を過ごしていた。
そこに、少年フランクの父親が現れる。
実業家の父親は厳格な人物で、フランクは父に反発していた。
少年たちの励ましも虚しく、フランクは海でイルカを水中銃で撃ってしまう。
イルカが致命傷を負ったとき、船長は海の掟に従い、イルカを苦しませずに安らかに眠らせるよう指示する。
フランクは海の掟を破り、次の港で船を降りることになる。
高所恐怖症だったギルがマストに登り、フランクを見送る。
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