映画「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

万能鑑定士Q

「万能鑑定士Q」の凜田莉子は、あらゆる品物を鑑定する天才的な能力を持っています。

彼女はある日、レストランの2階のギャラリーで、料理の音に紛れて美術品が盗まれようとしていましたが、莉子の活躍により阻止され、経営者の朝比奈からの信頼を得ます。

同じ試食会には、記者の小笠原悠斗も参加していました。

彼は上司に認められないまま5年が経ち、最後のチャンスとされた試食会の記事を書くことになります。

そこで莉子の活躍を目撃し、彼女に興味を持ちます。

 

モナ・リザ

後日、朝比奈から40年ぶりのモナ・リザの展示のための学芸員を雇う話が持ち上がります。

朝比奈は莉子を推薦し、彼女はパリでの学芸員のテストを受けることになります。

情報を得た小笠原は、自腹を切ってパリに同行し、莉子の取材を行います。

パリでのテストは、多数のモナ・リザの中から本物を見分けるというものでした。

莉子は見事に本物を見抜き、合格します。

日本に戻った後、彼女ともう1人の女性、流泉寺美沙が軽井沢での講義を受けることになります。

 

軽井沢での講義合宿

外部者の立ち入りが禁止されています。

小笠原はビデオカメラでの撮影を試みますが、警備員に阻止されます。

そこで彼は莉子の過去や能力について調査を開始し、彼女の驚くべき経歴を明らかにしていきます。

この過程で小笠原は記者としての情熱を再発見し、上司の取材許可を得て更なる活躍を目指します。

講義合宿では、12枚の同じ絵から1人が贋作と思われる2枚を選び、それを更に絞り込んでいく、という内容でした。

全ての講義はフランス人のリシャール・ブレによって行われるため、フランス語が理解できない莉子は美沙に通訳を頼むが、美沙は自分が講義に集中できないとして、今後は通訳をしないと言い出す。

莉子は仕方なく、一晩で大量のフランス語の資料を読み漁り、それらを記憶した。

翌日には完璧にフランス語を操ることができ、美沙を驚かせた。

 

最終試験

ある日、莉子はブレの部屋でモナ・リザに関するある記事を目にする。

モナ・リザの瞳にはLとVの文字が刻まれており、これを見た鑑定士は精神が異常になるという記述があった。

莉子は最近自分の判断能力が鈍っていることを感じており、これが原因で自分もおかしくなってしまったのではないかと考える。

莉子と美沙は最終試験に臨み、見事に合格する。

しかし、莉子は日常生活に戻ってからは何度も仕事でミスを犯し、自らの能力が鈍っていることを痛感する。

そして学芸員の仕事を辞退し、店からも姿を消してしまう。

合宿から帰った小笠原は莉子に会おうとするが、彼女の突然の失踪に戸惑う。

彼女がいなければ記事は書けない。

莉子の能力が鈍ったことやモナ・リザの瞳に関する噂を聞いた小笠原は、精神科医に相談するが、瞳の文字を見て精神が異常になるという話は信じられないと言われる。

八方ふさがりになった小笠原は、莉子が合宿で何をしていたのかを思い出し、彼女がやった訓練内容を試してみる。

すると、繰り返し行ううちにその訓練の仕組みに気付く

 

シナプスの機能の異常

小笠原は莉子の居場所を尋ね、すぐに彼女の能力が衰えた原因を明かす。

莉子が行ったトレーニングは、鑑定能力を高めるどころか、逆に鈍らせるものだった。

脳が繰り返し間違った選択をすることで、間違ったものを正しいと誤認識するようになっていた。

反復学習によってシナプスの機能が異常をきたしていたのだ。

そして、使用された絵画は全て贋作だった。

さらに、美沙とブレが共謀して莉子を陥れたことに気づいた。

莉子は彼らの陰謀を見破り、美術館へ急いだ。

 

 

 

 

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