映画「謎解きはディナーのあとで」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

プリンセス・レイコ号

宝生麗子は大財閥宝生家の令嬢で、裕福な生活を送っていましたが、彼女はその身分を隠して刑事として働いています。

しかし、推理力はあまり高くなく、いつも執事の影山に助けられてばかりです。

影山は時折辛辣な言葉を投げかけ、麗子の自尊心を傷つけますが、その推理力は信頼できるもので、これまでに数々の事件を解決してきました。

麗子の上司である風祭警部は、麗子と同様に裕福な家の出身ですが、彼の推理力はいつも奇抜なものでした。

そんな風祭が、警備のために宝生家の所有する「プリンセス・レイコ号」の最後のクルーズに同乗することになりました。

 

「セイレーンの涙」

風祭が乗船した理由は、船内に有名芸術家の作品「Kライオン」があるためでした。

さらに、船の最後の航海という特別な機会に、麗子は歴史的な宝物である「セイレーンの涙」を身に着けて船に乗り込みました。

出港後のパーティーで、投資家のレイモンドが殺害されてしまいます。

麗子と風祭が捜査を進める中で、犯人は怪盗ファントム・ソロスであることを知ります。

乗組員を調査すると、マイケル・クワンという人物が浮かび上がり、彼を捜索しますが、その途中、豪華客船の支配人である藤堂の娘の凛子の恋人の石川が殺害されてしまいます。

 

麗麗

また、支配人である藤堂もお酒に毒を盛られ倒れますが、幸いにも一命を取り留めます。

事件が進行する中、麗子が誘拐されてしまいます。

身代金として100万ドルが要求されますが、客船の金庫には足りず、影山は、乗船していた多額の金を持つ若社長とポーカーで賭けをします。

負けそうになった時、麗子が以前に出会った熊沢という女性が援助してくれ、勝利を手に入れることができます。

影山はお金を持ち、麗子を助けに行きますが、ボートごと海に投げ出されてしまい、二人は島に流れ着きます。

 

藤堂の復讐

影山は常に鋭い口調で麗子を叱りつけ、事件の解決に向けて考えを巡らせます。

やがて、救出された麗子と影山は元の船内に戻ります。

戻った影山は犯人が藤堂であると断言します。

藤堂はかつてリー夫妻という資産家に仕える執事でした。リー夫妻は「セイレーンの涙」という貴重な宝石を所有していましたが、投資家のレイモンドに騙されてそれを奪われてしまいます。

この悲劇により夫婦は自殺し、藤堂は彼らの娘である凛子を自分の娘として育てました。

レイモンドの乗船と「セイレーンの涙」の存在を知った藤堂は復讐のために動き始めたのです。

 

 

 

 

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