映画「スパイダーマン2」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
スパイダーマンとしての任務
叔父の墓の前でスパイダーマンとしての道を選んだ後も、ピーターはずっとMJのことを心に抱きながら日々を過ごしていた。
一方のMJは夢を追い求め、舞台女優として成功を収め、広告の顔として活躍していた。
大学生となったピーターはピザ屋でバイトをしながら、スパイダーマンとしての任務も果たしていた。
しかし、任務の忙しさはますます増し、大学もバイトも疎かになっていく。
ついには遅刻が重なり、ピザ屋の仕事を失ってしまう。
お金にも苦労する日々が続く中、MJはピーターが自分を待たないことに失望し、新しい彼氏と付き合い始める。
核融合特別プロジェクト
誕生日には久しぶりにMJとハリーが叔母の家に集まり、ピーターの誕生日を祝う。
しかし、ハリーは今もなおスパイダーマンを憎み、ピーターに対して嫌味を言ってくる。
ハリーは父の後を継ぎ、オットー・オクタビアスと共に「核融合特別プロジェクト」を進めていた。
ピーターとハリーは親友でありたいと願っているが、スパイダーマンという壁が立ちはだかる。
その後、叔母の家のローンが滞っていることを知り、叔母から20ドルをもらうピーターだったが、叔母はそれを誕生日プレゼントとして渡し、ピーターは遠慮する。
しかし、叔母は気にせずに受け取るように言い、亡くなった叔父を偲んでいた。
オットーの実験に投資しているハリーの紹介で、ピーターは尊敬するオットーと会う機会を得る。
オットーが作り上げた「核融合装置」は素晴らしいものだが、ピーターは少しでも狂いがあれば危険だと懸念する。
しかし、自信に満ちたオットーと彼の妻ロージーはピーターの心配をよそに、公開実験を楽しみにしている。
ロージーが恋人について尋ねると、ピーターは言葉を濁し、「よく分からない」と答える。
オットーは「君が分からないで誰が分かる?」と笑い、ロージーは「秘密の恋なのよ、そっとしておいてあげましょう」とフォローする。
オットーは「愛の様に複雑な物を内に秘めておくと病気になる」と言う。
本当の自分
ピーターはオットーの話を聞き、MJに気持ちを伝えたくて彼女の舞台を必ず見に行くと約束する。
しかし、途中で事件に遭遇し、スパイダーマンの任務で遅れ、結局舞台を見ることができない。
MJは空席を見てがっかりし、ピーターのことを考えるのをやめ、新しい彼氏と真剣に付き合い始める。
舞台に入れなかったピーターは外でずっと待っていたが、MJと彼氏が出て来て静かに立ち去るのを見て、落胆する。
ピーターはパトカーをスパイダーマンの姿で追い、途中でクモの糸が途切れてビルから落ちる。
翌日、MJに電話をして留守電に入れ、劇場に行ったが入れなかったことを伝えるが、料金が足りず電話が切れてしまう。
ピーターはMJに本当の自分の姿をバラし、気持ちを伝えたいと思うが、彼女が危険な目に遭うことを考え、躊躇する。
ドクター・オクトパス
ハリーの会社が支援するオットーの核融合実験に同行したピーターは、驚くべき装置を目にする。
オットーが開発した4本のアームを持つロボットは、高度な知能と驚異的な機能を備えていた。
オットーは自らその装置を身に着け、自分の脳に直結させた。ピーターが安全性を問うと、オットーは装置が脳の活動を制御し、危険を防ぎながらコントロールできると説明する。
しかし、実験はオットーの制御を失い、建物が崩壊してしまい、ロージーが亡くなる。
スパイダーマンは装置を停止させるが、ハリーはスパイダーマンを恨む。
手術でオットーのアームを取り除こうとするが、アームは自らの意志で手術を妨害し、スタッフを殺してしまう。
オットーは自らの心を残しながらも、装置を沈めようとするが、アームによってその意志を阻まれ、装置を完成させるよう命じられる。
オットーは葛藤するが、アームに支配され、装置の完成を求められる。
新聞社はオットーを「ドクター・オクトパス」と名付けて記事にしようとしていた。
銀行強盗
ピーターは家のローン返済のために叔母と銀行に来ていたが、融資を受けられない。
そこにオクトパスが銀行を襲撃し、スパイダーマンが現れる。
しかし、スパイダーマンのクモの糸が機能せず、オクトパスは叔母を連れ去る。
スパイダーマンは叔母を救出し、彼女の協力を得てオクトパスを追い払う。
編集長から息子のパーティーの写真を撮るよう頼まれたピーターは、現れたMJと編集長の息子ジョンの隣で、変わらぬ状況に苛立ちを感じる。
MJからの嫌味と、ハリーからの殴打に苦しむ中、MJがジョンとの結婚を発表し、ピーターはショックを受ける。
スパイダーマンの姿でビルからビルへと飛び移るが、クモの糸が出ず地面に叩きつけられる。
そして、新聞でオクトパスとスパイダーマンが共謀して銀行強盗を働いたという嘘の見出しを見つける。
スパイダーマン廃業する
ピーターは異変に気づき、医者に相談するが異常は見られない。
夢の中で自分がスパイダーマンだと告げると、医者は別の生き方があるのではないかと助言する。
ピーターはスパイダーマンを廃業する決意をし、コスチュームを捨てる。
そのコスチュームを拾った者が新聞社に持ち込み、編集長は「スパイダーマン廃業」の見出しで新聞を出す。
スパイダーマンの能力を失ったピーターは、平穏な毎日を送るようになる。
眼鏡をかけ、運動神経も鈍り、大学に通い、MJの芝居を見に行く。
MJにやり直してほしいと懇願するが、彼女は自分にはやるべきことがあるとして拒絶する。
叔母にも叔父が亡くなった日のことを告げるが、叔母はショックを受け、ピーターの手を振り払って部屋に閉じこもる。
核融合装置を完成させていたオットー
核融合装置を完成させていたオットーは、最後に必要なトリチウムをハリーから貰おうとして現れる。
ハリーは町を破壊するつもりかと反対するが、オットーはハリーの足を掴んで階上から落そうとする。
その際、ハリーは取引を持ちかけ、「スパイダーマンを生きたまま連れて来い」と告げる。
オットーがスパイダーマンの居場所を尋ねると、ハリーはスパイダーマンの写真を撮っているピーターから聞き出せばいいと教えるが、ピーターには手を出すなと警告する。
オットーはトリチウムを用意するように告げて去って行く。
スパイダーマン再び!
スパイダーマンが姿を消し、犯罪が再び横行する中、ピーターは火災現場で少女を助けるが、その中にまだ人がいたことを知り落ち込む。
自分にできることは何かを考える中、叔母の家を訪れたピーターは、叔母に叔父のことを謝罪する。
叔母は過去のことは水に流し、告げたことに勇気があったと称賛する。
その後、MJに呼び出されたピーターは、MJが昨夜ジョンとキスをしたことに違和感を覚え、再びピーターとキスをしようとするが、その際にオクトパスが現れ、MJを連れ去る。
MJを救うため、再びスパイダーマンになることを決意するピーターだった。
電車の上の決闘
スパイダーマンとオクトパスは電車の上で死闘を繰り広げる。
オクトパスによって電車から投げ出された人々をスパイダーマンはクモの巣で助け、以前の力を取り戻していく。
オクトパスは電車の速度を最大にし、ブレーキを壊す。
スパイダーマンは電車を止めようとするが、無理だと気づく。
しかし、ビルからビルへとクモの糸を投げ、自分の力で引っ張ることで電車を止めることに成功する。
その後、ピーターは気を失ってしまい、市民たちによって電車の中央へ運ばれる。
スパイダーマンのマスクが取れ、素顔が見えたとき、市民たちはスパイダーマンの正体が少年であることを知る。
目を覚ましたピーターに対し、市民たちは誰にも言わないようにと伝え、喜びの声を上げる。
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