映画「スパイダーマン」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

クモに噛まれたピーター

ピーターは両親を失い、叔父と叔母の元で暮らしています。

彼は隣に住むメリージェーン(MJ)にずっと思いを寄せていますが、彼女には既に彼氏がいます。

ピーターは普通の男子で、誰が見ても特別な存在ではありませんでした。

ある日、学校の社会科見学で訪れた大学の研究所で、ピーターは多くのクモを目にします。

その研究所では、クモのDNA情報を組み合わせたスーパースパイダーが15匹作られていました。

しかし、メリージェーンが「14匹しかいない」と指摘します。

科学者は気にせずにいたが、実はその紫色の新種のクモが持ち出されていたのではなく、逃げ出していたのです。

そしてそのクモに噛まれたのが、ピーターだったのです。

噛まれた手は赤くはれ上がり、気分が悪くなったピーターは家に帰ります。

次の朝目を覚ますと、眼鏡をかけなくても良く見えるし、鏡に映る自分は昨日とは違い筋肉質になっていました。

 

身体能力増強薬

オズコーポ社では、「身体能力増強薬」の研究が行われていました。

この薬はほぼ完成段階にありましたが、マウスを使った試験で問題が発生しました。

薬の副作用によりマウスが凶暴化し、錯乱状態に陥ったのです。

オズボーンはこれを一時的な失敗と見なし、人体実験に進むことを決意しました。

しかし、ストローム博士は全面的な見直しが必要だと主張しました。

研究を支援する会社の関係者は、研究に熱心ではなく、先任者が始めたプロジェクトであるため2週間以内に人体実験が行われなければ研究を中止すると言います。

そこでオズボーンは夜中に研究室に忍び込み、自らが実験するようストローム博士に指示します。

博士は危険すぎると反対しますが、オズボーンは研究の打ち切りを避けるために薬を自らに投与することを強要します。

薬を飲んですぐにオズボーンは心肺停止状態に陥りますが、博士の心臓マッサージによって生き返ります。

しかし、オズボーンは凶暴で強靭な姿に変貌し、博士を投げ飛ばして研究室から逃げ出します。

翌朝、自宅の床で目を覚ますと、昨夜の出来事をまったく覚えていません。

すると、研究員の女性がやってきて、ストローム博士が亡くなったことを伝えます。

さらに、フラットスーツとグライダーも盗まれていたことが判明します。

 

覚醒

学校の食堂で昼食をとっていたピーターの隣を、MJがトレイを持って歩いていました。

しかし、床が濡れていたためMJは足を滑らせて転んでしまい、トレイも宙に投げ出されました。

ピーターはとっさに反応し、片手でMJを抱え、もう片手で空中に浮かんだトレイと食器を素早く掴んでしまいます。

ピーターは自分でも何が起こったのか分からず、手から勝手に伸びるクモの糸のようなものに驚きます。

その糸が前の机の上にあったトレイに引っかかり、ピーターは慌てて引っ張ります。

するとトレイが飛んできてピーターはそれを避け、後ろの席に座っていたMJの彼氏フラッシュに当たってしまいます。

ピーターは急いで席を立ちますが、フラッシュに見つかり、彼からケンカを売られます。

しかし、今までとは違うピーターはフラッシュの動きがスローモーションのように見え、彼のパンチを簡単にかわしていきます。

そして、わずかに触れただけでフラッシュが数メートルもの距離を飛ばされてしまうのです。

学校を飛び出したピーターは、狭い路地に入るとクモに刺された手を見つめます。

手の内側にはクモの巣のような模様が浮かび上がり、指先にはかぎ爪のようなトゲが生えてきたことに気付きます。

その異変に驚きながらも、ピーターは目の前の壁をよじ登り始めます。

驚くべきことに、ピーターは軽々と壁を登り切り、屋上にたどり着きます。

そこからビルからビルへと軽快に飛び移ります。意志を集中させ、遠くのクレーンにクモの糸を放ち、見事に屋上から空中に飛び降ります。

 

「NYMW」

車が欲しいピーターは、3000ドルの賞金に釣られて「NYMW」の試合に参加することを決意します。

学校でのケンカやユニホームの作成によって、ピーターは以前とは異なる何かを感じます。

叔父の心配をよそに、試合当日ピーターが出かけると、叔父はピーターを車で送ることにしますが、途中で彼に説教をし、ピーターも反抗的になります。

ついにはケンカとなり、二人は別れることになります。

NYMWで見事に賞金王を打ち負かしたピーターですが、オーナーからはわずか100ドルしか受け取れませんでした。

ピーターは抗議しますが、オーナーは聞いてくれませんでした。

 

強盗犯

直後に強盗犯が事務所に押し入り、賞金を奪って逃走します。

ピーターは捕まえることもできたのですが、オーナーへの腹いせに強盗犯を逃がすことを選択します。

試合が終わり、待ち合わせの時間に叔父の元へ向かったピーターは、警察が集まっている現場に遭遇します。

叔父は銃で撃たれ倒れ、ピーターは叔父の手を握りながら、ケンカ別れを後悔します。

叔父はピーターを見つめ、静かに息を引き取ります。

その時、パトカーの無線から犯人の車を追跡中との通報が聞こえ、ピーターはスパイダーマンのコスチュームに着替え、クモの糸でビルからビルへと飛び移ります。

パトカーが追跡している犯人の車を見つけ、ピーターは犯人を追い詰めます。

怒りを露わにし、犯人に襲いかかります。

犯人が「助けてくれ」と頼むと、ピーターは「お前は叔父に情けをかけたのか?」と言います。

しかし、犯人の顔を見てピーターは驚きます。

それは自分が見逃した強盗犯だったのです。

そしてピーターは犯人をビルから突き落としてしまいます。

 

大いなる力

卒業式の日、ハリーの父であるオズボーンが一緒に住める家を見つけてくれたと報告します。

オズボーンはピーターの頭脳を高く評価し、気に入られていました。

家に帰ったピーターは、叔父にもこの幸せを見せたかったと叔母に告げます。

そして叔父が最後に残した「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を思い出し、スパイダーマンとして悪から世界を救うことを決意します。

以後、ピーターは犯罪を見つけると即座に駆け付け、悪を打ち倒していきます。

その活躍には賛美する者もいますが、一方で反対する人々もおり、世論は賛否両論となります。

ピーターは仕事を探していましたが、偶然にもMJと再会します。

彼女はオーディションに行っていると告げますが、実際にはウェイトレスとして働きながら女優を目指していたのです。

MJは自分がウェイトレスであることを隠しており、「ハリーには言わないで」と頼みます。

ピーターはショックを受けますが、自分の気持ちを抑えます。

同時期に、新聞社がスパイダーマンの写真を求めていました。

ピーターはカメラマンを目指し、自らの活躍を撮影して新聞社に持ち込みます。

しかし、写真は思ったほどの値段で買い取られず、新聞社からの雇用も得られませんでした。

 

ハリー・オズボーン

オズボーンは契約会社との取引が打ち切られ、失意の中、再びオズコープ社を立ち上げ成功を収めていました。

しかし、重役会議で解任され、怒りを感じます。

その後、オズボーンは鏡の中にもう一人の自分を見つけます。

それは人体強化剤の実験で生み出された自身の欲望の姿でした。

そして、スパイダーマンは敵であると同時に味方でもあり、大きな力を持つことができると語ります。

解任が決まったオズボーンは、グリーンのスーツに身を包み、グライダーに乗りながらフェスティバル会場に爆弾を投げ込みます。

その中でMJとハリーが危機に陥りますが、ピーターはスパイダーマンとして駆け付け、彼らを助け出します。

 

 

 

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