映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
セヴァストポリ
ベーリング海で、ロシアの潜水艦〝セヴァストポリ〟のテスト航行が行われていました。
この潜水艦には人工知能が搭載されており、アクセスは2本の十字の鍵を組み合わせることで可能です。
しかし、アメリカの原子力潜水艦が接近してきたことを感知したセヴァストポリは、なぜか魚雷を発射されてしまいます。
囮を発射するも機能せず、自衛のために自らも魚雷を撃ちますが、相手の攻撃をかわそうとした瞬間、魚雷も敵艦も消えてしまいました。
しかし、セヴァストポリは自ら発射した魚雷が戻ってきて艦を損傷させ、生存者はおらず、海面の氷の下に浮かぶ遺体と首からぶら下げた鍵だけが残されました。
The Entity
アムステルダムでは、イーサンはかつての仲間であるイルサから、〝それ〟(The Entity)と呼ばれる人工知能の鍵を持っていることを知らされます。
アメリカ政府がその鍵を求めており、イルサには賞金がかけられていました。
イルサはイエメンの砂漠で孤軍奮闘していましたが、イーサンは無事に彼女と合流し、鍵を受け取ります。
イルサは自らが死んだことにして危機から救われました。
ワシントン
IMF長官であるキトリッジは、〝コミュニティ〟と呼ばれるアメリカ国防総省のメンバーたちと〝それ〟によるAI汚染の危機について話し合っています。
各国は情報攻撃に備え、データを急ピッチでアナログへと移行させており、どの国も〝それ〟を手に入れようと画策しています。
ロシアの潜水艦でのテストが行われていたという情報をつかんでいる国家情報長官のデンリンガーに対し、キトリッジはその鍵のうち1本を手に入れるミッションが進行中であることを説明します。
そのとき、厳しいセキュリティをかいくぐってその会議室に入ってきたキトリッジの副官は、黙ってガスマスクを手渡し、室内に催眠ガスを充満させます。
その副官はマスクを被ったイーサンでした。
イーサンはイルサを危険な目に遭わせたキトリッジに怒りをぶつけ、独自に〝それ〟を追うと言ってキトリッジに変装して去っていきます。
アラブ首長国連邦、アブダビ国際空港。
もう1本の鍵の取引を阻止し、それを手に入れるべくミッションを開始するイーサンたちのチーム
そこに彼を捕まえようとするCIAのエージェント、ブリッグスとドガたちも現れます。
鍵を持つ男性を追い、それを手に入れ同じ飛行機に乗る計画ですが、突然現れた女スリによって鍵が盗まれてしまいます。
その女、グレースと接触したイーサンは取引をもちかけ、男性に鍵を戻すよう持ち掛けます。
CIAから逃げながら、ルーサーとベンジーからの無線の指示を受けつつ男性を追うふたり。
すると不審なバッグを見つけたベンジーが、それを排除するべく荷物の集積場へ走っていきます。
核爆弾
ようやく不審物を見つけたベンジーが中を確認すると、核爆弾と思われる筒が入っています。
解除するにはAIが繰り出す文字合わせに答えなければなりません。
ベンジーに心理テストや謎かけを何問も解かせるAI。
一方イーサンたちはターゲットの男性が殺されているのを見つけ、CIAにも追い詰められます。
そんな中、かつて因縁のあった男ガブリエルの影を見たイーサン。
ベンジーはあと数秒のところで爆弾の解除に成功しますが、中身は空っぽでした。
AIを操る悪意ある何者かの存在を認識したイーサンはミッション終了を宣言し、全員に逃げるよう叫びます。
しかし鍵を持ったままのグレースは目的の飛行機に乗ってにこやかに去って行ってしまいました。
ローマ
グレースは複数のパスポートを所持している手配犯として警察に捕まっています。
グレースの弁護士として警察署に入り込んだイーサンは彼女を連れて脱出を試みますが、その警察署にはグレースの持つ鍵を狙ってガブリエルが、そしてCIAのブリッグスとドガもやってきています。
機転を利かせひとり外に出たグレースはパトカーを奪って逃走し、イーサンも白バイで後を追います。
するとグレースを狙ってガブリエルの部下の女パリスが黒い装甲車で攻撃してきました。
グレースに追いついたイーサンが彼女を助けようとすると、CIAに銃口を向けられてしまいます。
ブリッグスに手錠をかけるよう命令されたイーサンはとっさに自分とグレースを手錠でつなぎますが、そのときパリスが銃撃してきました。
三つ巴の状況の中、CIAの車に乗り込んだイーサンとグレースは手錠のまま運転してその場から逃げ出します。
カーチェイスでボロボロになったその車を乗り捨て代車として見つけたのは黄色い小さなFIATでした。
慣れない車に苦戦するイーサンですが、小回りの利く車体を生かし逃げ回ります。
スペイン階段をバックですべり落ちると装甲車も飛び込んできます。
ローマ警察、CIA、
装甲車に追われるイーサンとグレース。
挟み撃ちにあい絶体絶命の危機の中、バックで路地に逃げ込んだFIATはそのまま地下鉄の線路に嵌まってしまいます。
密かにくすねていたクリップで手錠を外したグレースは、イーサンと車のハンドルを手錠でつなぎそこから逃げてしまいました。
迫る地下鉄車両に焦りつつ手錠を外し、間一髪で衝突を免れたイーサンは、つながれたハンドルを持ったまま地上へと逃れてきました。
そこで彼を待っていたのは車で迎えに来た仲間のルーサー、ベンジー、イルサでした。
彼らの車に乗り込んだイーサンは、次なる行動についての計画を練り始めました。
ヴェネツィア
これ以上仲間を巻き込みたくないイーサンはひとりで行くと言い張りますが、彼らは「ひとりでは勝てない」と言って協力を誓います。
その夜、取引が行われるドゥカーレ宮殿のパーティに、死んだ男になりすましたイーサンとイルサがやってきます。
案内されるとそこにはアラナと呼ばれる武器商人の女ホワイト・ウィドウたちと彼女に雇われた女泥棒グレース、そして鍵とAIを求めるガブリエルたちの姿がありました。
その場を仕切ったガブリエルは「今夜、イーサンのせいで女が死ぬ」と予言します。
そして取引は改めて明日、オリエント急行の車内で行われると言って去っていきます。
グレースは持っていた鍵を巧みに隠しますが、アラナの部下たちに囲まれ迂闊に動けません。
イーサンとイルサがきっかけを作り、それぞれその場から逃げ出しますが、グレースは途中で男たちに捕まりそうになります。
イーサンが助けようとしたとき、またCIAが現れ彼女に逃げられてしまいます。
ガブリエルと最初に対面したのはグレース
イーサンはルーサーとベンジーの指示に従い、ガブリエルを追うことを決意しました。
彼はグレースとイルサも一緒に行動することになります。
橋の上でガブリエルと最初に対面したのはグレースでした。
彼女はガブリエルに立ち向かいますが、敗れて意識を失ってしまいます。
一方、イーサンは無線の指示によりAIに乗っ取られた情報を発信することで狭い路地に誘い込まれます。
ガブリエルの手下やパリスに取り囲まれながらも、ついにイーサンは彼らを倒します。
しかし、パリスに対しては命を奪わず見逃します。
その後、イーサンは急いで橋に向かいますが、そこで彼を待っていたのはガブリエルであり、イルサの遺体が横たわっていました。
ベンジーが駆けつけ、彼も驚愕しています。
次のステップ
翌朝、グレースはイーサンたちの仲間に加わり、ミッションに参加することを決意します。
彼女はその後、キトリッジに直談判してIMFに入ることを約束されます。
オリエント急行に乗ってアラナになりすまし、鍵を手に入れたらイーサンに渡すことになります。
しかし、マスクマシンの故障によりアラナのマスクが間に合わないことが判明します。
プランの修正の時間もなく、列車の出発時間が迫っています。
イーサンはグレースに対して、何があっても列車に乗り込んで君を助けると約束します。
出発前にルーサーは、アナログな環境で情報を収集し、ガブリエルを殺さずに鍵の使用方法を聞き出すようイーサンに助言します。
イーサンは友人の忠告を心に留めながら、次のステップに進む決意を固めます。
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