映画「アイアムアヒーロー」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
どん底
鈴木英雄は、30代に突入した冴えない男性で、漫画家を目指しながらも中々芽が出ず、アシスタント生活を続けていました。
彼の人生は人生のどん底であり、長年付き合っている彼女である徹子とも仲違いしていました。
その時、日本では密かに新型ウイルスが蔓延していました。
このウイルスは血液感染し、感染者をゾンビのような生命体に変えてしまう恐ろしいものでした。
そして、なんと徹子もそのウイルスに感染してしまったのです。
英雄は必死で徹子との戦いに挑みましたが、徹子が動きを止めたのは、たまたま室内にあったトロフィーで頭を貫かれたからでした。
DQN
感染者を止める唯一の方法は、頭部、つまり脳を破壊することでした。
政府はこれらの感染者をゾンビではなく「ZQN」と命名しました。
英雄は無事な場所を求めて彷徨い歩き、自分のアシスタント先である作業所に向かいます。
しかし、そこでもウイルス感染者が現れ、人間とZQNの激しい戦いが繰り広げられていました。
自分以外の全員が命を落とした作業場から、英雄は急いで逃げ出しました。
しかし、街中もすでに殺戮の場と化しており、ZQNから逃げるために必死に駆け回りながら、英雄は一台のタクシーに飛び乗ります。
どこかZQNの手が届かない場所へ逃げることを考えました。
富士山への逃走
その後、千倉という名のエリート男性と、早狩比呂美という女子高生と同じタクシーに乗り合わせます。
しかし、驚くべきことに千倉は既にZQNに噛まれており、車内で感染が広がります。
猛スピードで追いかけてくる車を避けながら、なんとか英雄と比呂美は生き残ります。
その後、インターネットに富士山の頂上でZQNが現れないという情報を見つけ、英雄と比呂美は富士山への逃走を決意します。
しかし、比呂美は英雄に出会う前に赤ん坊に噛まれてしまっていました。
自分がZQNになることで英雄を危険に晒さないため、比呂美は彼に音楽プレイヤーを渡し、別れを告げました。
伊浦という男
比呂美と別れた英雄は、山道を歩いている最中、偶然ZQNと遭遇してしまいます。
ZQNに襲われ、窮地に陥った英雄でしたが、そこにZQN化した比呂美が現れ、彼を助けます。
比呂美は一言も発せず、なぜか英雄に襲いかかることはありません。
そうして2人は再び共に旅をすることを決意します。
富士山にたどり着いた2人ですが、予想外にもそこにはZQNがうろついていました。
英雄は絶望的な状況に直面しますが、そこに現れたのは藪という女性でした。
藪の案内で、英雄たちは人々が集まり共に生活する避難所にたどり着きます。
そこを率いるのは伊浦という男でした。
藪からのSOS
伊浦は有能ながら高慢で、自分のルールを厳守し他者を軽蔑する男でした。
英雄の持っていた銃を奪い取りますが、伊浦もまた部下に裏切られ、ZQNの群れを突破して食料庫から食料を手に入れる作戦の指揮を執ることになります。
しかし、伊浦はただ使われるだけの存在ではありませんでした。
彼は部下たちの視線をそらし、逆に大勢のZQNを部下たちの元へ誘導しました。
英雄はその混乱に巻き込まれ、必死にZQNたちから逃げ惑います。
その時、比呂美と共にいる藪からSOSの連絡が入ります。
恐怖に震える英雄でしたが、2人を救うために奪われた銃を取り戻し、ZQNの群れの中を駆け抜けます。
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