映画「シャイロックの子供たち」ネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

序章

黒田道春は、以前勤めていた支店での不正行為を思い返しながら、自身の過去と向き合っています。

一方で、長原支店の営業課長代理である西木雅博は、居酒屋で知り合った沢崎肇から相続の相談を受けます。

しかし、沢崎の所有する不動産は耐震偽装が発覚したり、事故物件など問題が多く、西木も困惑します。

同じ支店に勤める滝野真は、以前の顧客である石本浩一から呼び出され、住宅販売プロジェクトの運営資金として新たな融資を依頼されます。

しかし、石本は自らの過去の問題を抱えており、滝野を弱みで握って再び融資を受け入れさせます。

この融資案件は九条馨や古川一夫といった支店の上層部によって許可され、滝野は個人業績トップとして表彰されます。

これらの出来事が、物語の展開に大きな影響を与えることになります。

 

不正行為が明るみに

滝野は石本から100万円の立て替えを依頼され、そのために別の取引先から900万円を持ち出しています。

しかし、100万円が見つからず、北川のロッカーから封筒が見つかります。

西木は北川を庇い、自身の闇金問題についても滝野に明かします。

一方で、北川と不仲な半田は彼女を罵りますが、北川と西木は帯封に残る指紋を特定すれば犯人が分かると提案します。

そして、西木は社食で見つかった振込受付書から、現金窃盗事件の真犯人を見つけ出します。

同時に、田端は江島エステートの事務所に向かい、その実態を知ることになります。

滝野の担当した江島エステートの事務所が実在せず、石本の不正が露呈したことで、事件の裏にはさらなる問題が浮かび上がります。

滝野の立場が危うくなり、黒田の過去の不正行為も明るみに出ています。

 

黒幕

九条は黒田の弱みを握り、彼の隠蔽工作にも目をつぶることを約束します。

九条が黒田の過去の不正を目撃していたことが明らかになり、物語の中での権力と裏取引の影響が浮かび上がってきます。

滝野が事件の黒幕であることが明らかになり、彼女が石本と結びついていることも明らかにされます。

また、赤坂リアルターとの関係、滝野が以前赤坂支店で担当していたことなどが浮かび上がり、彼女の動機や繋がりがより明確になります。

そして、石本が滝野に何らかの弱みを握っている可能性や、九条が架空融資の黒幕であることが判明します。

九条が銀座の高級クラブで石本と密会していた証拠から、彼が事件の背後にいる可能性が高まります。

西木と滝野は石本に握られた滝野の弱みを打ち明け合い、新たな作戦を練ります。

西木は九条たちの告発を決意し、そのために石本に対する罠を仕掛けることにします。

その作戦は、かつて沢崎から持ちかけられた耐震偽装のビルを、優良物件として九条に紹介し、石本に15億円で購入させるというものでした。

この作戦を通じて、九条や石本の裏の顔を暴くための布石を打ちます。

滝野もまた、自らの人生を自らで決める覚悟を持ち、西木と共に行動します。

その責任を取る覚悟を示しました。

 

 

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