オトウチャンが大好きだったリオ。

あの危篤状態でもリオはオトウチャンの帰りを待つのではないかと思ったりもしました。

実はオトウチャンはここ数年リオにあまり構わなくなっていました。
何故かというとあまりに可愛がりすぎると
いつか来る別れがとても辛くなるからと。
すごくズルイ考え方だけどリオがいなくなったらどうにかなってしまうって。

私としてはリオが高齢になるにつれて
別れが近くなるならリオのためにはもっと一緒にいてほしいと思っていました。
だから私から勝手にリオをオトウチャンの肩に乗せてあげたりしていたんですけどね。

そのときのリオの喜びようと言ったら!
もう嬉しくて嬉しくて。
翌日には発情臭を漂わせていました…。

本当に本当にオトウチャン一筋。大好きだったんです。

リオが旅立って数時間後にオトウチャンが仕事から帰ってきて。
リオの亡骸を見て。
「リオ頑張ったな。ありがとな。」って。
そのままリオを見ることなく話すことなく。

でも翌日オトウチャンが自分のSNSにリオのことをのせていました。
自分の子供だったと本当に大好きだと書いてありました。
夜リオと2人きりでお別れをしたそうです。

リオ。オトウチャンと両想いだったよー。
ちゃんと知っていたかな?

そこで思ったんです。
リオはわざとオトウチャンに会わずに旅立って行ったのかもなって。

オトウチャンはきっとリオの最期を見るのには耐えられないから。

オトウチャンに対するリオの最後の愛情だったのかもしれません。