昨年11月

夫が亡くなった時、

私はこの悲しみを

乗り越えられるのだろうかと、

この先

一人で生きていく自分の姿も

想像できませんでした。

周りの友人にも

とても心配をかけてしまいました。


毎日泣いて過ごすうちに

「乗り越える必要はないんだ」

と思うようになりました。

夫のいない悲しみと共に

これから生きていく。

この悲しみはこれから先、

小さくなったり、

大きくなったりしながら

ずっと夫と一緒にいるんだと

思うようになりました。

泣きたい時には泣いて…

それでいい。

無理に乗り越えようとする

必要はない。

きっと夫はそばにいてくれる。

そういう思いで

辛い日々を過ごしていました。


そんな時に

夫の裏切り発覚。

悲しかった。

言葉に出来ないほど悲しかった。

苦しかった。

一生分の涙を流したかもしれません。

深い暗闇に突き落とされました。

夫の死は乗り越えなくても

いいと思いましたが、

死後に発覚した

この悲しく衝撃的な夫の裏切りを

乗り越えなければならない。

そうしないと前に進めない。

どうやって乗り越えればいいのか。


「死後離婚」も

一瞬頭をよぎりました。

…できない

娘たちに何て説明すればいいのか。



夫の裏切りが発覚したのは

ほんの3ヶ月半前のことなのに

随分前のような気がします。

とても長い間

苦しみ続けているような

感覚です。


まだ夫が亡くなって

1年も経ってないのに

この短い間に

いろいろなことがありすぎて

少し疲れてしまいました。


夫は今の私を見て

どう思っているだろう。


私はとても苦しんでるよ。


結婚した時に夫は

「経済的にはラクさせて

やれないかもしれないけど、

精神的には

『あー幸せだなぁ』って

思うようにしてやりたい。」

って言ってくれたのに…

こんなに泣かせて。

ひどい。


でも今、

複雑な思いを抱えながら

なんとなく

気持ちが動き始めています。